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学級の活動

7月4日 染め物

5年2組 創造活動 2022/07/12

 木工、陶芸から、取り組む生活工芸をひろげたいと考える中で、染め物をしてみたいと、共に活動したい職人さんを探しました。
 上越市浦川原区に工房を構える、「つばめのうた」の宇賀田正臣さん、和田幸子さんを見つけ、依頼をし、共に活動ができることになりました。
 そして、生活工房に、宇賀田さん、和田さんにお越しいただき、染め物の活動を行いました。

 
 草木染めで染めるシルクのハンカチにつけたい模様をイメージしながら、輪ゴムをとめていきました。

 輪ゴムをつけたハンカチが染まりやすくなるように、ミョウバンを溶かしたお湯につけました。
 温度を計りながら、40℃を保つように、火の調節をしていました。
 20分間ほどつけたら絞り、今度は、桑の葉を煮出した染液につけました。

 割り箸でハンカチをつつきながら、80℃になるように火の調節をしました。

 ハンカチを染液につけている間に、藍染めを行いました。

 藍染めの染液をみた子どもは、「真っ黒」「茶色?」「海みたいなにおいがする」などと話していました。
 宇賀田さんが、1枚の布を入れ、しばらくしてあげると、濃い緑色のような布が、時間が経つについて、濃い青色のように変わっていくことに驚いていました。
 また、空気に触れている部分と、指で持っている空気に触れていない部分で色が異なることにも驚いていました。

 宇賀田さんが「やりたいんだよね?」と問いかけると多くの子どもが「やりたい」と話し、自分がつくったコースターを染液の中に入れ、もみこんでいました。
 染液から出し、水につけると、一気に青くなっていくことに「すごい」「きれいな色」「マジックみたい」と言っていました。

 藍染めを終えると、草木染めのハンカチを取り出し、水で洗いながら輪ゴムを外し模様を確かめていました。


 ハンカチをひろげてみて、「思った通りの模様だ」「思ったよりきれい」「もう少し模様をつけてもよかったなあ」と話していました。
 そして、生活工房に吊したロープに干しました。
 最後は、宇賀田さんに、様々な質問をしました。

 子どもは作文シートに、
 「宇賀田さん、和田さんと染め物をしました。草木染めはハンカチ、藍染めはコースターでしました。草木染めで使ったシルク(きぬ)は、すごくさらさらしていてさわりごごちが良かったです。藍染めで使ったぬのは、自分でぬったぬのでした。両方ともすごくよかったです。私は藍染めの方が好きです。色が変わって、おもしろかったからです。でも、草木染めもみんなで協力して頑張ってつくったので楽しかったです」
 「初めは草木染めをしました。ハンカチのもようを円にしました。三つの輪ゴムを用意してとめました。その次は、グループでハンカチをお湯につけて、わりばしでみんなとかきまぜました。私はうまくいっているのかすこし不安でした。その次に染めることをやりました。グループの人といっせいにおなべにいれたしゅんかんにハンカチが黄色に染まって、『すごい』と思わず言ってしまいました。少しにおいはきつかったけれど、こんなにきれいなのができるんだと思いました。染めている間、藍染めをしました。藍染めの液が入っているバケツの近くへ行ったらびっくりしたことがありました。私は青色の液だと想像していたのですが、なんと、むらさきというような、黒っぽいようなというなぞの色をしていたのです。これは、はたして藍染めをできるのかと思ってしまいましたが、宇賀田さんがやっているのを見るとどんどん色が変化していたので『すごい』と思いました。それを水につけたら、さらにすごいと思いました。やってみたら成功したのでうれしかったです」
と書いていました。