〒943-0834 新潟県上越市西城町1-7-1TEL:025-523-3610
〒943-0834 新潟県上越市西城町1-7-1
TEL:025-523-3610
MENU
前のページへ戻る

学級の活動

名家っぽいってどういうこと?

6年2組 創造活動 2022/07/04

保阪邸での活動を振り返り、保阪邸の魅力について考えていきました。


子どもは、次のように話をしていました。
「三和区から移り住んで300年経っているから長い歴史がある」
「主屋の欄間の形が面白かったし、家紋入りの鏡が残っていてすごいと思った」
「庭に生えている花と苔のバランスがいい」
「庭にアジサイなどがたくさん咲いていて、来た人を楽しませるつくりになっている」
「たくさんの時間とお金、技術によって邸がつくられている」
「廊下が長くて、そこから眺める景色がいい」
「蔵の壁が土でできていて涼しいし、とっても丈夫」

さらに、学級全体で語り合う中で、名家に行くと「居心地がいい」「落ち着く」という話が出てきました。
子どもは、「名家は装飾がされているけど、しつこくないからいい」「あまりにも派手だと名家っぽくない」「落ち着いた色合いが名家っぽい」などと話をしていました。
そこで、「名家っぽいってどういうこと?」について一人一人が考え、ロイロノートで考えを共有しました。

子どもは、「名家っぽい」ということを次のように考えていました。

「私の思う『名家っぽい』は、自然あふれた庭、和を感じる空気、おっとりとした風景、昔の技術の詰まった主屋、長年かけた自然の苔、昔の貴重品だと思います。名家は、今の時代とは逆にとても居心地がいい場所になります」

「昔ながらの職人の技で家をつくっていて、何年も前から語り継ぐものだと思います。今は建物自体が進化していますが、名家は違うと思います」

「苔がある、ないでも印象が変わる感じがします。苔の明るい緑や深い緑があることによって全体のバランスや、苔といったら名家!名家といったら苔!というイメージができるのかなと思いました」

「私が思っているイメージは、昔から受け継がれて守られていたり、歴史があったり、古民家っぽい感じが、私の中の『名家っぽい』です」

「名家は、なんだか古いイメージがあって、古いといえば和風な感じがするから、和風で古いものが名家だと思います」

「名家の守人が始まる前は、名家のことは知っていたけど、人が住んでいないと思って、昔のものがたくさん置いてあるということだけだと思っていました。でも、今は違って、もちろん昔のものも置いてあるけど、そこに人が住んでいて、整備や守っていてすごいと思いました」

「洋風だと名家っぽくないかなと思います。しかし、白田邸は、ちょっと洋風かなと思うから、名家っぽいって何だろうな。和風だと名家っぽいかもしれない。苔も関係している?木が関係している?苔や木が関わっているとなると庭が大きく関わっている?邸の中の扉や障子や電球の周りにあった和紙が雰囲気を変えている?」

「何代もの当主が守り続けている。歴史があり、現代の家とは違うつくりになっていて、庭や邸からの景色にこだわっている。庭などに生える苔や植物に対して、大切に思っている」