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学級の活動

丸山酒造場で米こうじや井戸水にふれる

6年2組 創造活動 2022/06/12

林富永邸で提供されている発酵スイーツには、同じ三和区にある丸山酒造場の米こうじや酒粕が使われています。
子どもは、6月2日に丸山酒造場を訪れ、当主である丸山三左衛門さんと出あいました。

丸山酒造場は、1897年に創業され、今年度で125年の歴史をもつ酒造場です。
「雪中梅」で有名な丸山酒造場ですが、造り酒屋を始める前はこうじをつくって販売していました。
子どもは、丸山さんから米こうじをつくる部屋や道具を見せてもらいました。
そして、丸山酒造場では現在も米こうじをつくる際に職人の手作業で行われ、人の感覚を重視していることを聞いて驚いていました。
酒を仕込むためのタンクも大きく、子どもはタンクを見上げながら圧倒されていました。

丸山さんからは、丸山酒造場の歴史や、こうじと酒をつくる工程についても説明をしてもらいました。
さらに、子どもは、丸山酒造場の酒づくりで使われている井戸水と一般のミネラルウォーターの利き水をしました。

子どもは、「シールの貼ってある方が飲みやすい」「飲んでおいしいから、シールの貼ってある方が丸山酒造場の井戸水だと思う」「片方の水は甘くてスーッと飲めるけど、もう片方の水はのどに引っかかる感じで飲みにくい」などと話をしていました。
丸山さんから、シールの貼ってある方が丸山酒造場の井戸水で軟水であること、シールの貼ってない方がミネラルウォーターで硬水であることを聞き、自分たちが水の違いを明確に感じ取っていることが分かりました。


最後に、丸山さんのご自宅を見せてもらうと、林富永邸のつくりと似ていることを知りました。
丸山さんから、林富永邸の図面をもとにつくられていることを聞いて、林富永邸と丸山酒造場とのつながりも分かりました。

子どもは、学校での振り返りで次のように話をしていました。

「利き水をしたら、同じ水なのにこんなに違うのかと思った。普段、水を比べたことがないから楽しかった」

「水にも『味』があるんだなと思った」

「おいしいお酒をつくるには、水がおいしくないとだめだということが分かった」

「おいしい水からつくられた米こうじだから、この米こうじで甘酒をつくったらおいしそう」

「設備や道具がこだわっていることを知り、それだけお酒をつくることに情熱があると思った」

「機械もあるけど、人の手でもやっていて歴史をつないでいる」

「名家みたいな邸を見て、びっくりした」

「邸の庭は広くて、たくさん苔も生えていてきれいだった」