実践道徳「お金をもらうことについて」
6月2日の朝市での初出店に向けて様々な準備をしている子どもたち。自分のつくったもの（商品）やこと（体験コーナーなど）に値段をつけ、朝市に訪れた人からお金をもらってよいのかどうか話し合いました。「もらわない方がよい」「もらってはいけない」と考える子どもの理由は、「楽しんでもらえばよいから無料でよい」「私たちはお金もうけをしようとしているわけではない」「二・七の市で私たちも無料でシャンプーのサンプルをもらったから」「お客さんは無料の方が喜ぶだろうから」「初めてのお店だから、無料にして『よろしくね』という気持ちが伝えられればよい」というものでした。一方、お金をもらってよいと考える子どもの理由は、「朝市のお店の物は、みんな値段がついていた」「一生懸命つくったのだからお金をもらってよい」「一生懸命調べてクイズを考えたのだから、お金をもらってよい。一生懸命やってきたのはみんな同じだから、どのお店もお金をもらっていいと思う」「無料だと価値がないのかと思ってしまうから」というものでした。
「お金をもらうこと」について話し合いながら、一人一人が、出店するにあたり自分が大切にしたいことを見つめていきました。子どもの作文シートには、「私は、お金のことについてはずっと気になっていました。私は、今回のはじめての出店は、お金をもらってはいけないと思います。はじめての朝市出店はお金のやり取りをしている暇はありません。私もお客さんもニコニコしていることを大切にしたいです」「僕ははじめての出店で、いっぱい物を売ることをがんばりたいです。そして、物を買ったお客さんに『ありがとうございます！』と言ってみたいです」「僕は、とにかくお客さんに楽しんでもらいたいです。喜んでもらうと、僕もやる気がでるから喜んでほしいです。元気が出ると張り切れます。商品をいっぱいつくっていっぱい売ることを大切にしたいです」などと書いてありました。子どもはお金をもらうことについて考えることを通して、はじめての朝市の出店で自分が大切にしたいことを見つめていました。
