駅の近くに観光スポットがあればいい
廃車にするダンボール電車を積み上げた子どもは、「電車タワーができた!」とつぶやき、仲間を呼びました。すると、積み上げた電車を見た子どもは、「このタワーを観光スポットにして、ここに新しい駅をつくろう」と話しました。

そして、電車のタワーを「よりびとスカイツリー」と名付け、「よりびと電車スカイツリー前駅」が完成しました。よりびとスカイツリーにおみくじを引ける場所もつくり、すぐに電車を走らせ、仲間を観光スポットに連れてきました。よりびと電車スカイツリー前駅は、すぐに人でにぎわいました。

次の日、駅の近くに観光スポットをつくることについて、学級の仲間と話しました。
子どもは、「観光できる場所があると、駅も活性化する」「観光スポットを見るために、駅に人が来ると思う」「よりびと駅の横にある『お食事処 よりびと』も観光スポットだよ」と話しました。
また、「谷浜駅にも海とか鉄見デッキとか観光スポットあるじゃん」「外(学校の敷地内)につくっている『東よりびと駅』と『西よりびと駅』にも観光スポットができるといいね」「谷浜駅自体を観光地にすれば、人が来る」など、子どもは、これまでの活動とつなげながら、様々なことを話しました。
その後、建設中の東よりびと駅へ行った子どもは、木の板にハートマークのような模様を見つけると、「東よりびと駅にハートがある!観光地になるよ、ハートスポット」と嬉しそうに仲間に話しました。

子どもは、この日の作文シートに次のように書きました。
「今日は、駅の近くに観光スポットをつくることを話しました。私は、観光スポットをつくることはいいと思います。理由は、観光地を見に行くために駅を利用するからです。駅のことを知ってもらえなくても、利用してもらえるからいいと思います。だから、西よりびと駅と東よりびと駅にも観光スポットをつくった方がいいと思います。なんて思っていたら、さっそく東よりびと駅にできたみたいですね。その名も!ハートスポット。私のアイデアだと、そこでハートを見つけると、ねがいがかなう、いっしょに見た子と仲よくなれるなどと幸せスポットのようにしたらいいと思います」
「今日は、駅の近くに観光スポットをつくることを話し合いました。いいと思います。そうすれば、駅がかっせいかしていくとおもうし、駅がかんこうち化していけば、もっと駅がかっせいかしていくとおもうから。(後略)」





 






