「あるひあるとき」色を重ねる 言葉を重ねる
3年1組
実践教科活動
2025/10/20
「あるひあるとき」を演じてきた子どもは、「なぜお父さんは大切なこけしを燃やしたのか」という疑問を解決するために、上越市立歴史博物館へ行き、戦争について知ることにしました。

博物館ではちょうど戦争展が開催されていました。学芸員さんから、上越から兵隊として中国大陸へ渡った人がいること、満州から引き揚げた方がまだ上越に住んでいることを聞きました。引き揚げの際には、ほとんど荷物を持って行けなかったことを知り、お父さんは仕方なくこけしを燃やしたんだと考えるようになりました。
次の日、感じてきたことを基に、お話を絵で表現しました。マーブリングを4回も重ねて色に深みを出したり、段ボールでこけしをかたどりインクを付けてハンコのように押したりしました。

そして、最後の問い「なぜ最後にこけしがたくさん出てきたのか」を考えることにしました。子どもは、お話の終わりの場面を演じました。「メンコメンコトナデラレテ…」を登場人物みんなで話したり、全員がこけし役になって話したりしました。

語り手である年老いた「わたし」が思い出すお話であることについて、子どもは、「戦争はやってはいけないと伝えている」「戦争の辛さを読んでいる人に伝えたい」「思い出すお話にすることで、おじいちゃん、おばあちゃんが読んだ時に思い出すことができる」「世界ではまだ戦争がある」などと話しました。

最後に子どもは、人物やこけしのハッコちゃんの気持ちになって詩を書きました。












