「チームのみんな」で楽しんでできるのはこういうときだけ~10月のふれあいデー・ふれあい集会
10月のふれあいデー・ふれあい集会の企画学年は1年生です。
前日、子どもは、今回のテーマである「声をかけあうこと」について話しました。1年生の企画であることから、1年生がゲームの説明を上手くできるか、ゲームがなかなか始まらないのではないかといったことを話しました。教師から、「ゲームの説明が上手くできない時やゲームが始まらない時、どんな声をかけるの」と尋ねられると、「『大丈夫』と声をかける」「最初のステージでのゲーム説明をよく聞いておく。それを伝える」「とりあえずやってみる」「周りのチームの様子を見て、やってみる」などと話しました。
当日、1年生の考えた「こえをかけあう しんぶんボールキャッチ」のルール説明を聞き、チームの仲間と始めました。このゲームは、3枚の新聞紙をチームの仲間で持ち、ボールを渡していきながら、段ボールに入れるゲームです。「〇〇ちゃん、一緒に(新聞紙を)持とう」とチームの仲間に話しながら、ゲームをしていました。ボールが落ちると「あー」と言いながら、笑顔になりました。また、段ボールにボールが入ると「イェーイ」と言いながら、拍手が起こりました。
新聞紙を急に動かすと破れてしまうことが起きました。破れて小さくなった新聞紙をチームの仲間と持ち、ボールを渡すことを楽しみました。他には、新聞紙でボールを投げたり、新聞紙を細長くして渡したり、筒状にしたりするなど様々につくり変えていきました。「違う遊びを生みだしてる」と言いながら、ゲームを楽しみました。
教室で、10月のふれあいデー・ふれあい集会について話すと、様々なゲームにつくり変わっていることが話題になりました。「新聞紙でボールを投げた」「細長くして滑り台にした後、トンネル型にした」「たたんで小さくした」「破いて小さくした。班長がして、小さくて難しいのにしたいんじゃないかなと思った」「新聞紙に穴を開けた」などと話しました。また、「サッカーになっちゃった」と話す子どももいました。
そこで、教師が「ゲームを変えるのはどこまで許せますか」と問いました。
子どもは、「サッカー・野球は許せない。1年生が考えたゲームと違うゲームになっている」「もともとのゲームと違う」「ふれあい集会のゲームとは関係なくなる」と話しました。さらに、「ふれあい集会のゲームってどんなゲームなの」と教師が尋ねると「その学年が決めたものであればよい」「チームのみんなた楽しめるゲーム」などと話しました。
この日の作文シートには、次のようなことが書かれていました。
「許せるゲームの変えかたは、すべり台とかトンネルがたとかゲームをほうかいしなければまぁ、だいじょうぶだと思う。でも、サッカーとか野球とか別ゲーになるとまたかわってくる。(よくないよ)ボールをしんぶんしでなげるのもOK。でも、しんぶんしつかってなかったらNG。なんたって、このゲームのしゅやくはボールとしんぶんしだぜ。けがをするようなあそびかたもNG。許せない変え方の時は声をかけるよ。だって!サッカーをたとえでいうと、サッカーはいつでもできると思う。それについていけない子もいたりすると思うし、ふれあい集会でのこの『ゲーム』、この『チームのみんな』でたのしんでできるのはこういうときだけだとおもう。今回は1年生がかんがえてくれたし、せっかくならしんけんにたのしくやったらいいと思う!なのでこえをかけるよ!今日、ふれあい集会がありました!今回は1年生がゲームきかくをかんがえてくれました。ゲーム名『声をかけあうしんぶんボールキャッチ』しんぶんは3枚あって、1枚3人でもって、ボールをころがしておちないようにゴール(段ボール)に入れることができたら、クリア!自分たちのチームの場合はボールがおちてもなかったことにしてつづけていました。こじんてきにけっこうたのしかったです。何回かやって、しんぶんがやぶれたら、もうしんぶんをわざとやぶってちいさくしてゲームをしていました。さいしゅうてきに消しゴムぐらいのサイズになってました。おもしろかったです。1年生にかんしゃ!」
「許せるゲームの変え方は、新ぶんしをおったりして形を変えたり、ダンボールなどをうごかしたりすることです。なぜかというと、まあいつかはあきるだろうし、ゲームの一部分を変えているだけなのでいいかと思いました。許せない変え方は、ボールでサッカーや野球をすることです。新ぶんしなどの一部分を変えているのではなく、ゲームそのものを変えているから。せっかく声をかけ合うようにって作ってくれたゲームなのにそれをしないで別のゲームをしているから許せないと思いました。私のチームでは新ぶんしの形をかえていました。最初に言い出したのはだれかしらないけど、それがていあんされたあとは、みんなで答え?をみちびいていました。さいしょは半ぶんにたたんでやっていました。小さくなって『え。できるの?』っておもっていたけど、いがいとやってみたらできました。そしてどんどん変えていきました。その次は細長くしてすべりだいにして入れました。これはスイスイって楽しかったです。次はトンネルにしてみました。トンネルはつつじょうにしていたので中が見えなくてむずかしかったです。でもたくさんのしゅるいの形にしてきたので感かくでやってみました。」
「許せるゲームの変え方は、新聞とダンボールだと思います。理由、新聞とダンボールはこのゲームで一番使うからです。ずっとおなじ動きをして、おなじわたし方をして、おなじゴールだったら、私だったら、わらいも、楽しさもどんどんそのゲームをやっていくと、どんどんときえていってしまうと思っていて、私は動きを変えたり、新聞をやぶいたり、ほそながくしたりして、ちょっとした新しいゲームになってチームのみんながわらいをおとさず、楽しさがずっとつづいているゲームになりそうだから、新聞とダンボールがいいと思うし、許せないものは、ゲームとかんけいしていないことやけがをしてしまうことはやめたほうがいいです。ゲームとかんけいしていなのは、1年生がかなしくはないかもしれないけど、1年生と1年生のたん人の先生が一日の1モジュールをとって考えていたのにそれをすべて変えてしまったらちょっとしつれいかなぁと思います。けがをしてしまうことは、まずけがをしたらその子がゆうせんになってしまって、その1年生が考えたのに、これまで準備をしてきたのにけがをしたら、まずそのゲームができなくなって、せっかくのふれあい集会が楽しめないでおわってしまうからけがをするゲームはやめた方がいい・・・。」