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学級の活動

ねりきりで、季節感を表現

6年2組 創造活動 2025/09/28

上越Gozzo膳の活動で、「甘味についても知りたい」という思いから、7月にかなざわ総本舗へ行き、ねりきりの作り方を見せていただきました。職人の細やかな手さばきや餡の成形作業を見て、ねりきりはプロの技であると感じると同時に、「自分たちでも2学期にやってみたい」と話していました。

26日(金)、かなざわ総本舗さんよりお越し頂き、ねりきり体験を行いました。桜と雪だるまの2種類のねりきり作りに挑戦しました。まず、桜のねりきりでは、桜の花びらを表現するために、楕円型に整えた餡に木片で5つの溝を入れていきました。外側の溝を深くし、内側の溝を浅くする力加減が難しく、「これで本当に桜になるのかな」と話しながら、職人の見本と自分のねりきりを何度も見比べていました。職人の方に「木片を餡に対してまっすぐに入れる」というアドバイスももらいながらも、「桜のように先が整えられなくて、梅みたいだ」と話し、苦戦しながらも1つ目の桜を完成させました。次に、雪だるまのねりきりでは、2回目ということもあり、スムーズに餡を球形に成形していました。「さっきの桜より丸くすればよいだけだから、簡単だ」と話し、2つの球形を重ね、雪だるまにしました。つくった雪だるまに、餡の色を変えてマフラーをつけたり、顔を彫ったりしてオリジナルの雪だるまを完成させました。       

最後に、ねりきりの詳しい作り方やつくるときの心得を質問する中で、金澤社長から「ねりきりをつくるには、10年以上かかって習得しなければならない技術が必要。さらに、技術だけでなく『この時期に何を表現しようかな』という季節を感じる心も大切だ」という話を聞きました。この話から、和菓子作りの楽しさだけでなく、奥深さも感じていました。

子どもは、作文シートに次のように書きました。

「今日、かなざわ総本舗の職人さんと社長さんが来てくれ、ねりきり作りを教えてくださいました。最初は、とても簡単だなと思っていたけれど、実際につくってみるととても難しかったです。桜を作るときは、木で線を入れていきました。木で線を書くことはビックリしました。しかも、餡の色は違うのに味は同じで、とてもよくできているなと思いました。私は、桜より雪だるまをつくる方がとても楽しかったです。また、つくりたいと思いました。」

「今日、かなざわ総本舗さんからねりきりを教えて頂きました。お手本で見せて頂いたときには難しそうでした。実際にやってみると、ぼかしやつつむのも難しかったです。特に、つつみこんだ後が難しかったです。線の付け方が浅かったり、ハートの形にするのが難しかったです。でも、最後にはきれいにできました。雪だるまは、細かいところが難しかったです。ぼうしやボタンを餡で作るところです。いろんな色で雪だるまをつくり、楽しかったです。ねりきりを秋の膳で使うのなら、もみじかくりがよいです。くりは、形が作りやすくてよいなと思います。」