ひつじふれあいランドの草がもうない
夏休みが終わり、学校が始まった9月1日、久しぶりのヒツジさんとの再会に、目を輝かせた子どもの姿がありました。子どもがヒツジさんと久しぶりにかかわる中で、子どもが口々に話したことは・・・
「原っぱのひつじふれあいランドの草が、もうない!!」
夏休み、ヒツジさんたちが主に過ごしていた原っぱの「ひつじふれあいランド」には、痩せた大地が広がっていました。雨が全く降らなかった影響も大きいですが、ヒツジさんが草を食べ尽くしてしまったのです。
子どもは、「バケツで草を採ってきて、植えたらいいんじゃないか」「ヒツジさんのところにとにかく草を集めてもっていこう」と話しました。どうしようかあれこれ考える中で、
「近くに新しい場所をつくって、合体したい」
と子どもは話しました。そうすることで、「ヒツジさんが2つの場所を行ったり来たりできる」「草をたくさん食べてもらえる」「片方の場所の草を食べているうちに、もう片方の場所の草が伸びる」と話しました。早速、9月2日からひつじふれあいランドの横に、新しい場所をつくり始めました。
9月8日、原っぱのひつじふれあいランドの横に新しい場が完成し、最初の場と合体して広大なひつじふれあいランドになりました。
その日、子どもは作文シートに次のことを書きました。
「ひつじふれあいランドがおおきくなったよ。きょう、ひつじふれあいランドをおおきくしたよ。あとひつじさんもおおきくなったよ。もふも けがはえたよ。あかちゃんも めちゃくちゃけがはえたよ。いちばんさいしょにつくったところ あんまりくさがないよ。でも ひつじふれあいランドをがったいさせたから たくさんくさがあるよ。」
「ひつじふれあいランドがおおきくなったよ。くさもいっぱいあるから もふちゃんたちもいっぱいたべれておなかいっぱいになってほしいな。」
「ひつじふれあいランドを大きくしたよ。さくの中にひつじをはいらせたよ。はっぱがいっぱいあって、ひつじさんのくさがいっぱいあるから、いっぱいたべるよ。」