ヒツジさんの毛刈り
最高気温が36℃と予想された7月14日、ヒツジさんも熱中症になるかもしれないという思いから、「ヒツジさんの毛刈りをしたらどうか」という声が挙がり、みんなで思いを共有しました。もし、毛刈りをするなら、母ヒツジの「もふ」だけになります。牧場の方によると、生後五ヶ月の子ヒツジは、1歳になるまで毛刈りはしない方がいいそうです。
『ひつじさんは けがりしたほうがよいか』という問われた子どもは、
「夏なのにセーターを着ているみたいで暑そうだよ」
「夏休みはもっと暑くなるから、毛を短くして涼しくなった方がいいよ」
「人間もものすごく暑いから、ヒツジさんも暑がっていると思う」と話しました。
一方で、「今、毛刈りをすると、冬に毛がなくなっちゃうんじゃないかな」
「もふは、子ヒツジより毛が薄いところがあるから心配だよ」
「はさみで切ることを、もふが怖がるかもしれない」と話す子どももいました。
ヒツジさんが暑い夏を元気に過ごすために自分たちでヒツジさんの毛を刈ってよいか考えながら、自分とヒツジさんがよりよく過ごすことを見つめました。
みんなで話し合った結果、毛刈りをしようということになり、はさみでちょきちょきと毛を切りました。刈ってみると、ヒツジさんの抵抗は少なく、どんどん毛を短くすることができました。
毛刈りをした後、「セーターを脱いで、Tシャツになった!」と話す子どもがいました。
子どもは、この日の作文シートに次のように書きました。
「けがりは したほうがいいとおもうよ。りゆうは あつくなると せーたーをきてるみたいだから たぶんあついとおもう。しなかったら ねっちゅうしょうになりやすくなるから かったほうがいいとおもうよ。」
「きょう がっこうで はじめて もふのけがりをしたよ。けが おおかったよ。あのおおさだったら いえにもってかえって ままと ぱぱに みせたいよ。」
「きょうはじめて もふちゃんのけがりをしたよ。あと ふくろにいれたもふちゃんのけを きになったのか あかちゃんたちが ふくろをおいかけて もっていたひとがたいへんだったよ。」