物語「みちくさ」 登場人物の関係をイラストで表現
「みちくさ」を読み、登場人物の気持ちや関係が変わっていったととらえた子どもは、それをイラストで表現しました。子どもは、下のようなイラストを描くとともに、そのように表現したわけを物語を読み返しながら書きました。
「私がなぜ、このイラストをかいたかと言うと、『こいをつる前』のイラストは、低学年のころは、いっしょに大ちゃんと仲よく遊んでいたが、五年生になると、忙しくて遊べなかったかなと思ったからです。それでも、友達が話してみても、大ちゃんは関心を出さないままでした。橋の上で健ちゃんは、どうやって昔、大ちゃんと話していたっけ?と思ったのかなと思います。だから、『こいをつる前』は、黒色を使ってみました。『こいをつった後』は、こいをつったことで二人の関係がだんだん、低学年のときのように、もどって来たんじゃないかと思います。こいがいなかったら、仲よくできなかったかもしれないので、こいをイラストの中に入れてみました」
「登場人物の『こいをつる前』と『こいをつった後』の心のイラストをかきました。こいをつる前の心のイラストは、大ちゃんは明るい感じだけど、でも、ちょっと不満があるような感じもあるイラストをかいて、健ちゃん(ぼく)は青色のハートですごく『モヤモヤ』のイラストをかきました。なぜ、その色を使ったかというと、大ちゃんとぼく(健ちゃん)は、高学年になってから、全然遊んでないし、大ちゃんが川で何をしているのかを見ているぼく(健ちゃん)の不満が伝わったからです。『こいをつった後』のイラストは、大ちゃんとぼく(健ちゃん)の心は、ピンクと赤やオレンジの、だん色系の色を使いました。その色を使った理由は、こいをつった後、ぼく(健ちゃん)と大ちゃんの不満とモヤモヤがなくなって、仲よしだと思ったからです」