ミミ、ショコラまたね
7月23日、「ミミとショコラのしゅうぎょうしき」当日です。
登校して教室に入ってきた子どもは、「今日、本当に行っちゃうの?」「何時に迎えに来るの?」「やっぱり寂しいよ」「はやくとことこスポットやろうよ」と話しました。
全員が登校した後、10時30分頃に牧場の方がお迎えに来ることを確認し、ミミとショコラのお見送りするまでにしたいことに取り組みました。
教室に招待し、「元気でね」とミミやショコラを抱きしめました。
「行ってらっしゃい。また2学期ね」と、家で作ってきた旗を振る子どももいました。
時間はあっという間に過ぎ、牧場の方が小学校に到着しました。牧場の方に教室に来ていただき、子どもは、1学期のミミ、ショコラの様子や自分や仲間がとことこスポットでしてきたことを話しました。さらに、2学期の始め、ミミとショコラに附属小学校へ戻ってきてほしい日を牧場の方にお願いしました。牧場の方から「その日は大丈夫ですよ」と答えていただき、子どもは「やったー!!」と大喜びしました。
そして、ミミとショコラがとことこスポットを離れる時間となりました。子どもは、ミミとショコラのリードを握りしめ、トラックの前まで連れて行きました。
トラックに乗った後、後ろを振り返って見つめたり、「んー」と鳴いたりするミミ、ショコラに「またね!」「元気でね!」「2学期待ってるよ」と声をかけました。
ミミとショコラがとことこスポットを離れてしまったことを感じ、涙する子どもや「俺は寂しくないよ。また2学期会えるもん」と話す子ども、「早く2学期になってほしい」「夏休み会いに行く」と話す子どもがいました。
その日、子どもは作文シートに次のようなことを書きました。
「ミミとショコラがやまこしへかえるのをみおくったよ。ミミとショコラがやまこしにかえってさみしいよ。あと、じぶんでつくったはたでみおくったよ。みえなくなるまで。あと、ミミとショコラはやまこしにいるからなつやすみにあいにいくよ。あと4にちのときは、あんまりさみしくなかったけど、きょうはじんせいでいちばんさみしかったよ。あと、なつやすみがおわって、ミミとショコラにあえるひをきめたよ。9がつ1にちにあえるよ。だから、ちょうどじぶんたちのなつやすみがおわって2がっきがはじまるときにかえってくるからとてもうれしいよ」
「ミミとショコラをみおくったよ。みおくったときのきもちは、さみしかったよ。ミミとショコラは9がつ1にちにかえってくるよ。だけど、とってもとってもさみしいよ。ママとかもきもちわかるでしょ。だいじなこがいなくなったらさみしいでしょ。わたしは、とってもとってもとってもさみしいよ。だってがんばってそだててきたんだもん。さみしすぎない?わたし、とってもとってもだいじにしてたんだもん。とってもとってもだいじにしてきたの」
「ミミとショコラがとことこスポットをはなれてすごくかなしいけど、9月1にちにかえってくるからすごくうれしいし、かえってくるのがすごくたのしみだよ。きょう、1ねん2くみきょうしつにはいってきてすごくきんちょうしたよ。ショコラはきょうしつでうんちをするのかとおもったけど、しなかったよ。ミミとショコラはトラックにのるとき、すごいたかいジャンプをしたからびっくりしたよ。ミミとショコラは、やまこしにいるアルパカさんといっしょにあそんでるから、それはそれでいいとおもうよ。やまこしのアルパカさんがミミとショコラとあそんでくれるから、たぶんたのしいなつやすみをすごすとおもうよ。みんなが『ばいばーい。また2がっきね』っていったら、ミミとショコラはすこしないてたし、んーって『ばいばい』っていってくれてうれしかったよ。ミミとショコラのいやなこともいっぱいわかったし、うれしいこともわかったから、2がっきもたのしみだよ。2がっきもたのしみにまってるよ」