でこぼこをただ写しているだけじゃない?
今まで写してきたでこぼこについて話す中で、形や模様が上手に写せる子どもと上手く写せない子どもがいました。
子どもは、「いろんなでこぼこによって、力の強さを変えている」「でこぼこが見えやすい色がある」など、これまでの活動の中で見つけたり感じたりしたことを話しました。
教師から「でこぼこは、ただ写しているだけですか?」と尋ねられると、「何も考えていない」「とにかく写すとなんかいい感じになる」と話す子どもと、「バランスを考えて写している」「色のことを考えている」と話す子どもに分かれました。
その後、子どもは、自分の好きな場所で、好きな画材を使ってでこぼこを写しました。
子どもは、でこぼこプリントの活動を次のように振り返りました。
「でこぼこをうつすとき、色と、バランスを主に考えて、うつしています。ただずっと同じ色だと、少し寂しかったり、きれいじゃない感じがするので、色に気をつけて写しました。バランスがよくないと、少し変になってしまうからです。ぼくは、この二つを考えながら、うつしています」
「でこぼこを写すとき、力加減を気にしました。強すぎるとダメだと思いました。あと一番写しやすい色は、ほぼ全色試したら、紫でした」
「でこぼこを写すとき、でこぼこを写した後の紙を想像しながら写しています。そうすると、ワクワクしてやる気が入るからです。あと、色もきれいに見えるようにかいています」
「でこぼこをうつすとき、上手に写せそうな模様を探して、うつすときはそのでこぼこに合わせた強さで写しています。あと葉っぱを写すとき少しだけ色を変えてかいたりもしていました。でもそうすると上手にできるやつもあるけど、あまり上手にできないやつもありました。私は、中くらいの大きさの葉っぱで、下が黄緑で上がオレンジでやってみました。それは上手にできました。なんか多分強くかきすぎると上手くいかなくて、色はグラデーションみたいに似ている色だったり、うすい色同士だったりすると上手くいくと思います。(中略)なんか私なりのコツでかいて成功すると、これからもできるので安心安心。また新たなでこぼこを見つけてプリントしたいです」