座布団や古民家の模型などをつくる
子どもは学校で、座布団、エプロン、古民家の模型などをつくっています。座布団やエプロンをつくる子どもは、「古民家でくつろぐときに使いたい」「完成したらこれ(エプロン)を付けて料理したい」などと話していました。座布団やエプロンに用いる生地は、和風の柄を選んでいました。古民家の模型をつくる子どもは、「古い感じを出したい」と話し、西野谷の古民家から古い木材を持って来て、それを使ってつくっていました。また、囲炉裏や古時計、積まれた薪、庭に生える木など、細かなところも模型で表現する姿もありました。
子どもは、作文シートに次のように書いていました。
「私が今、やっていることは『ざぶとんづくり』『エプロン(作業服)づくり』です。なぜ、ざぶとんづくりをやろうと思ったのかというと、最初に古民家に行った時、ざぶとんが置いてあって、ざぶとんって確かに昔っぽいものだよな・・・と思ったからです。そして、自分用のざぶとんを作り始めました。実際にやってみて、昔に機械って言っても、ミシンとかしかなさそうだから、『昔の人って、こうやって手作りで物を作っていたのかな』と考えたり、その大変さと楽しさも感じました。それは、『古い』ならでは、『昔』ならではだと思いました。エプロンを作ろうと思った理由は、畑作業をしていると、服がよごれるからです。だから、それを気にせずに畑作業ができるように、服があった方がいいということです。昔っぽく手作りができるようなエプロンにしたいと思っています。やっぱり、ざぶとんと同じで、昔っぽいなと思えました」
「今日は、ミニチュアの古民家をつくりました。ミニチュアを作って、まだ完成はしていないけど、だいぶ前より完成に近づくことができました。やっているときに、自分たちがミニチュアの古民家の中にいるみたいだなと感じました。ミニチュアだから、古民家の中や外を自由に作ったり、想像したりできるので、すごくわかりやすくした古民家ができてきたなと思いました。なぜ、古民家のミニチュアをやろうと思ったかと言うと、古民家のことをくわしく知れたり、もっとこうしたら古民家っぽくなるかなと思ったからです。次は、古民家をよく調べたりすれば、もっと古民家に近づけると思いました」