やっぱりおおかみ
3年1組
実践教科活動
2025/05/12
「おはなし七変化」の活動で、子どもは「おおかみのお話を演じてみたい」と話しました。そこで、おおかみの登場する絵本「やっぱりおおかみ」(ささき まき作・福音館書店)と出あいました。
このお話は、「おおかみはもういないと みんなおもっていますが ほんとうはいっぴきだけ いきのこっていたのです。こどものおおかみでした。」と始まります。
子どもは、「にたこはいないかな」と仲間を探し求めるおおかみの役になったり、おおかみから逃げ回るうさぎややぎを演じたりしました。うさぎの役になった子どもは、おおかみがやって来ると椅子に隠れたり、慌てながら舞台を駆け回ったりしました。
絵本には、ひとりぼっちのおおかみが、うしの家族の食卓をうらやましく眺めるシーンがあります。この場面に文字はありませんが、子どもは「ぼくも食べたいなあ」とセリフを付けました。うし役の子どもは、食べていたものをおおかみに「ぶー!」と吹きかける演技をしました。
おおかみはいじけて寝転びます。そうすると、おおかみのことが一層かわいそうに感じました。
子どもは、お話の役に変化(へんげ)して感じたことを基に、早く絵や詩に表したいと思いを膨らませていました。