創造活動「ものがたる西野谷」スタート!
4月16日(水)、子どもは行き先を知らないままバスに乗りました。小学校を出て25分ほどすると、バスの車窓から田んぼ、林、山などが見えてきました。「まだ雪が残ってる」と、驚きの言葉を口にする子どももいました。
西野谷会館でバスを降りると、子どもは、西野谷(にしのや)が今年度の活動のフィールドであることを聞きました。西野谷会館では、西野谷の住民である丸山義貞さんに出会いました。丸山さんは、西野谷には、万内川、万内川砂防公園、粟立山、古民家があることなどを話してくださいました。子どもは、早速、西野谷の集落を歩き、万内川や、集落内を流れる用水にたくさん水が流れていること、何軒かの古民家が建っていることなどを目にしました。
この日の活動の拠点は、「MAHORA西野谷」さんです。築120年の古民家を改修して、古民家宿となっています。古民家宿を営む蔡紋如(サイウェンル)さんと出会った子どもは、中に入れていただきました。子どもは、昔ながらの太い梁や柱を見て、「すごい・・・」と息を飲みながらつぶやいたり、囲炉裏、天井からぶら下がる自在鉤、鉄瓶などを触って、感触を確かめたりしていました。
また、土間を改修した台所に古民家の模型があることに気付くと、屋根部分を外し、興味深く古民家の構造に見入っている子どももいました。
子どもは、作文シートに次のように書いていました。
「今日、西野谷に行って感じたことは、自然にかこまれていて、きれいだあと感じました。私は、入ったとき、におい、和風、小さな部屋、全て落ち着けました。それに、そこには、まだ雪がありました。その雪があったのは、少しだけではなく、とっても多くの雪でした。天気は雨なのに、雪が解けないのは、少しの間、ぎもんで、『なぜ?』と思っていましたが、さいしゅう的には、つめたい風といっしょにふってるからか!と考えました。私は、今日の活動をやってみて、やりたいことができました。それは、今日みたいな所にもっと行ったり、それについて話し合いをしてみたいです。今日は、西野谷に行ってみて、こういう所は自然にかこまれていいなと思いました」
「西野谷集落に行ってみて、とってもいい所だなと思いました。自然がいっぱいあって、すてきです。今日行った古民家では、ふすまやたたみ、古いミシンもあります!和風な感じがあって、いいな~と思いました。山の中だからこそ、感じられる点がいくつもあります。今日、行った所には、まだ雪がのこっていて寒かったけれど、古民家の中は、すごくあたたかかったです。集落ならではって、感じです。それに田んぼがあって、とってもきれいな水が流れていることも、自然が感じられます。いなかって、たいへんなイメージがあったけど、自然いっぱいで、和風な感じがして、とってもすてきな場所だな~って、感じました。今日は、少し雨がふっちゃったけど、とっても楽しかったです。これからも、楽しい創造活動にしたいです!!」