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学級の活動

実践外国語科「Takada guide」ガイドを通して相手と文化を感じる

5年2組 実践教科活動 2024/11/20

子どもは実践外国語科「Takada guide」において、自分がおすすめする高田ならではの場所やものをガイドするため、6月に続いて再度、高田駅や高田本町商店街、本町通りなどを下見しました。

「日本ならではのものを伝えたい」と願った子どもは、「はきもの くらしげ」により、歴史と共にお客の家族代々受け継がれていっているという草履や下駄のこと、大正時代から続く老舗だということなどを店主から聞きました。お店の人の人柄にもふれて、ぜひここをガイドしたいと思いを膨らませていました。また、「甘くておいしいものを食べたいと言っていた他国の人に紹介したい」と願った子どもは、「かの子」の季節感を感じる和菓子や米粉を使った洋菓子のことや、「栄喜堂」の神戸で始まり初代が持ち帰り技術を磨いていった瓦せんべいのことを見聞きして、ガイドで伝えたいと思いを膨らませました。

 

11月18日には5名の他国の人をお迎えして、子どもと高田を歩きました。子どもは事前に伝えようと思っていた「Let’s go to the ○○.Do you like~?I like ○○. Can you eat~?It’s delicious.I recommended.」、「Nice to meet you.My name is~.I like Japanese sweet.Do you know Japanese sweet?Look at the picture. Which do you like?Ok. Let’s go.」などと話しました。「スマンさんはお肉や魚とか食べれないんだ」「チオケさんは朝にパンを食べてきて、あまりお腹すいてないみたいだ」などとやり取りをしたことで、相手のことを知り、ガイドで行く場所を案内しました。あいにくの雨ということもあり、雁木を通りながら雁木のことを伝えたり、雨の当たらない場所で地図を見せながらどこに行くか互いに相談し合ったりしました。

また他国の方は母国のことを話題にしながら、「クレープというのはよく知らない。似たようなものは国にあるけど。これはどういう味なんだい?」「瓦という言葉を始めて知ったんだけど、瓦とはどういうものなんだい?」」「日本はラーメン屋が多いけど、アメリカはドーナツが多いんだ」「日本は着物が伝統的な服装だけど、ナイジェリアではこの写真に写っているのが伝統的な服なんだ」などと子どもに尋ねたり、話しかけたりすることもありました。子どもは何を尋ねたり、話しかけたりしてくれているのか分からず、「One more.」「○○?」などと聞き返したり、ジェスチャーを使ったり、知っている言葉で伝えようとしながら、相手の話にこたえようとしました。そして、互いの言っていることが通じ合ったとき、他国の人は笑顔になったのを見て、子どもも笑顔になったり、ハイタッチをしたりしていました。子どもは、やり取りする中で相手の母国の文化を知ったり日本の文化を再確認したりしてしました。

 

子どもは作文シートに「私は今日のガイドで、チオケさんが一番喜んでいたのは、知らない英語を私が当てた時だと思います。民族衣しょうの話などが伝わったときすごく笑顔だったのでそうなんじゃないかなと思います。今回は前とは違う感じでガイドより普通の会話が多かった気がします。例えば、近くを通った着物のお店から民族衣しょうの話になったり、『あなたはどれが好き?』とチオケさんが聞いたりしていたからです。きっ茶あじさいに行く途中に『クレープって知ってる?』とき、『知らない』と言っていて予想外でした。チオケさんはすごくフレンドリーで面白かったです」、「私は、今日のガイドでスマンさんが一番喜んでいたのは小酒井園に行ったときだと思っています。スマンさんは抹茶が好きだったので抹茶を紹介しました。これは喜んでくれるぞ!と思いました。喜んではくれたけど、となりにあったはしにスマンさんの目がいっていました。スマンさんははしが使えるそうで、すぐに買っていました。『かっこいい』と言って喜んでいました。高田小町は倉がだれか使っていたので倉の前で話すことにしました。スマンさんは町家のことは知りませんでした。私は町家は家と商売が合わさった家だよということを伝えたり、倉は在庫品を置いておく場所だよということを伝えました。スマンさんはすごくささってくれました。帰った後、教室の町家も『アーマチヤ!ガンギ!』と言ってくれました。小麦のどれいは少しおしかったなと思いました。スマンさんがベジタリアンで肉と魚が食べれなかった小麦のどれいのカレーパンを紹介するときにオドオドしちゃいました。でも、スマンさんは、ニコニコしてサンキューと言ってくれたので、うれしかったし少しくやしかったです。歩いてる時に、スマンさんがThis road name?と言っていたので、ここの名前を知りたいんだなと思いました。なので、This road name is Gangi streetと言いました。○○くんが、スマンさんに雁木の説明をしました。分かってくれたようでした。すごく優しくていい人でした。最後に『すごく楽しかった!高田好きになった!』と英語で話してくれたのでうれしかったです。楽しかったです!」などと書いてありました。