ヨシタケシンスケさんらしさって?
子どもはこれまでにいくつもの発想絵本をつくってきました。「〇〇かもしれない」「〇〇たら〇〇いい」「〇〇だけど」「あるかしら図書館」、そして「あるかしら学校」です。子どもは、自分がつくった本をヨシタケシンスケさんにも読んでもらいたいと思い、自分が読んでもらいたい1冊や1ページを選んでいきました。そうしながら、ヨシタケシンスケさんの絵本を読み直したり、自分がつくった絵本と比べたりしました。
子どもは、「私たちのは、『こんなものあったらいいな』みたいな思いだけど、ヨシタケさんはちがう。でも考えてみるとむずかしい」と話しました。そこで、ヨシタケシンスケさんらしさについて考えていきました。子どもは、「ヨシタケさんは、身近なことから発想している」と話したり、「ヨシタケさんの本は読んでいくと疑問に思わせてくれて、わくわくする」と話したりしました。
子どもは、これまでにヨシタケシンスケさんの絵本の面白さを感じながら、題名の言葉を使いながら絵本をつくってきました。それでもヨシタケシンスケさんの絵本とは似ていないと感じていました。子どもは、ヨシタケシンスケさんの本と似ていないことについて、「カメめも」に次のように書きました。
「にていないことについて、私はまあまあいいことだと思います。それは、にていなかったら、自分なりの絵本をかいたことになるから、それはそれでいいからです。でもわたしは、にていた方がちょっとうれしいです。それは、ヨシタケさんは、絵本作家だからです。」
「ヨシタケさんは大人と子どもの気持ちがあるのかと思います。なぜなら大人になったら面白い発想はあまりでないので子どもの気持ちが入っているのだと思いました。ですので似ているがわにいます。」
「似ていすぎもよくならないんじゃないかなと思います。でも似ていなすぎもおもしろくならないから、ちょうどいい感じの方が良いと思いました。『ちょうどいい』 というのは、おもしろさや言葉の言い方をまねするといいのかなと思いました。」