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学級の活動

きょかについて

2年1組 実践道徳 2024/10/20

これまでのすまいるビルドの活動の中で、何か新しいことを始めるときに、仲間にきょかをとる子どもがいました。
仲間からきょかがもらえず、自分のしたいことができなくなることがある子どももいました。
そこで、実践道徳で「きょかについて」見つめることにしました。

4軒目の家を建てている子どもが「3軒目に壁ができたからお笑いができなくなった」と話しました。続けて、「何にも言わないでやってた。みんなにきょかをとらないでやってた。せめて誰かに壁つけるよとか言ってほしい」と話しました。すると、子どもは「言ったよ」「ぼく言われてない」「みんなに知らせたでしょ」「聞いてない」「聞いたよ」とつぶやき、壁をつけるきょかについて、曖昧だったことが分かりました。また、子どもは、土工場や花だんなど、今までの活動の中でもきょかをとることが曖昧だったことがあったことを思い出しました。
教師から「あなたは、何かをするとき仲間にきょかをとりますか」と問われた子どもは、「みんなが知らないのにやると何してるんだよってなる」「きょかをとらないでつくったら、どうして勝手につくったのってなるし、みんなに聞いて意見を聞いてからやったほうがいい。つくっていいかとかだめかとか。」「勝手につくるんじゃなくて、みんなの気持ちを聞いてからやった方がいい」などと話しました。また、「きょかとって、いいよって言われるといい気持ちになる」「こういうことしていいんだなって思っていい気持ちになる」「相手と同じ気持ちになるからほっとする」と話す子どもがいる一方で、「小松菜植えたかったけど、植えられなくて悲しい気持ち」屋根のなみなみのいた打っちゃダメって言われて、きまりがあるんだなって思った」「柱にペンキ塗っちゃダメって言われた。結局、1本塗っちゃったから、全部塗っちゃった」などきょかがもらえなかったときの気持ちやきょかをもらえなくてもやり続けたことも話しました。

さらに、教師から「きょかは、すまいるビルドをしんかさせますか」と問われた子どもは、「進化させない気がする。すまいるビルドでつくりたいものがあるのにダメって言われたらいやな気持ちになる」「ダメって言われたら、そのことはもうやれないわけでしょ。やりたいものがつくれないからそれは、進化していかないと思う」「きょかとらなくても、どんどん進化していくんだから、みんなのことを考えてつくる人で判断すればいいと思う」と話しました。また、「きょかをとったほうが進化しやすいと思う」「勝手にきょかなくしていいってことは、勝手にトイレとかつくっていいってことでしょ」「勝手につくったら、つくってもむだなものがある」と話す子どもがいました。むだなものがあると話す仲間に対して、「つくっている人はそれが楽しくて、その人の心をあたたかくさせるものだから、絶対にむだじゃない」と話す子どももいました。

この日の作文シートには、次のようなことが書かれていました。
「これからすまいるビルドでなにかをするときにみんなのきょかをとったほうがいいとおもいます。なぜかというと、まあ、はなしているなかではすまいるビルドにきょかがないほうがすすむっていってるけど、つまりつちこうじょうのくいはきょかがなかったから、まえくいがぬけなかったんだとおもいました。けどきょかがあったらああやってぬくことがないはずです。それならすぐに3けんめができるはずです。(中略)きょかをとればちがう人ももしかしたらやってくれるかも。だからいいとおもいます。けど、とてもきょかがないほうがいいとおもうひともいるけど、だめだとおもいます。」

「これからすまいるビルドでなにかをするときに、なかまにきょかをとらなくてもいいとおもいます。それは、いいっていわれるときもあるけど、ダメっていわれたらいやになるし、やりたかったことができなくなるとおもいます。だから、きょかは、すまいるビルドにひつようないとおもいます。だから、自分が、すまいるビルドにかんけいあるっておもったら、自分だけとか、なかまとつくっていいとおもいます。それでまた、すまいるビルドがしんかするわけだから、すまいるビルドだなっておもったら、つくっていいとおもいます。きょかがひつようなときもあるかもしれないけど、わたしは、きょかは、すまいるビルドにひつようないとおもいます。あと花だんとかは、きょかを、とってないけど、夏とかお花がさいて、1けん目があかるくなったし、やったとき、たのしかったから、やってムダじゃなかったとおもいます。わたしは、すまいるビルドであかるくなりそうだな~とか、たのしくなるかな~とか、にぎやかになるかな~とかおもったら、きょかをとらないではじめてもいいとおもいます。」

「これからすまいるビルドでなにかをする時に仲間のきょかをとります。なぜかというと、きょかをとらないとみんながいやな気持ちになったり、かってにやってこまったりするからです。でもつくろうと思った人がいやな気持ちになるかもしれないけど、ほかのみんなが『つくってほしい!』『いいんじゃない』と言ったら、みんながまた笑顔になれるのです。(中略)わたしは、している人やみんながいいねと言ってくれると心があい手と同じいけんになるから安心できるからきょかはとっています。それから、きょかはすまいるビルドを少しならしんかさせられると思いました。なぜかというと、いいよとみんなが言ってくれたことはできるから、しんかできるとおもいました。でもきょかなしでつくったものをどうやったら楽しくさせられるかと考えるのも良いことだとおもいました。そうしたら、つくったものも楽しく笑顔で使えるし、つくった人も楽しく使ってくれたらとてもうれしいだろうし、そう考えると、きょかなしでもきょかありでもいいんじゃないかなと思いました。」