しょうがなくはしってる
子どもは、久しぶりにミケやメロンと一緒にグラウンドへ行きました。
グラウンドの辺りに着くと少しだけ、遊具の周りでクローバーを食べる時間をつくりました。クローバーを食べるミケやメロンを見ながら、「久しぶりに50m走したい」と話す子どもがいました。それを聞いた周りの仲間も「いいね」「やろう」と話しました。ミケやメロンをグラウンドへ連れていき、3回ほどまっすぐに走りました。そして、メロンのリードを持っている人がおにになる、おにごっこを始めました。おにごっこを始めてすぐの頃、メロンは走ってくれていました。ご飯をつくっていた子どもがご飯を持ってくると、メロンはあまり走らなくなりました。それでも、メロンを走らせようとリードを引っ張りますが、メロンはご飯の方にリードを引っ張ります。何回か引っ張ることを繰り返していると、メロンが後ろ足で蹴ってきたり、首を振ったりする姿を見せました。それを見た子どもは、「メロン、怒ってるよ」「メロンは走るのが嫌なんだよ」と話しました。
教室に戻り、この日のたったかまきばの活動を振り返ると、子どもは、「メロンが怒っていた」「ご飯、食べたいんじゃない」「走ったから怒ったと思う」「走るとお腹が空く。人も一緒」と話しました。
この日の作文シートには、次のようなことが書かれていました。
「きょう、たったかまきばで、メロンにメロンすいかふるーつをあげたよ。そのときおにごっこをしててメロンはたべたいっていってたのにみんなはおにごっこをしてたよ。ちょっとあげたらいいっておもったよ。」
「きょう、たったかまきばで、ミケはおこっていなかったとおもいます。とっしんもしてこないしかまないからそうおもいます。メロンはおこっててメロンもやすみたいきもちがあったからおこっちゃったんじゃないかとおもいます。メロンはちょっととっしんとかかみそうでちょっとこわくなっちゃったよ。さいしょはメロンあんまりおこっていなかったんだけどさいごらへんぐらいになってきたらとてもおこっちゃったよ。ミケはさいしょからさいごまでいいこだったよ。」
「きょう、たったかまきばで、めろんがめっちゃおこってたよ。だから、わたしはそのりゆうははしったからだとおもうよ。もうはしるのはもうやめたほうがいいとおもうよ。そのりゆうはめろんもほんとうはおこりたくないんだとおもうよ。めろんはほんとうはまいにちおこりたくなないんだとおもうよ。おこるといやなきぶんになるからほんとうはおこるのはいやなんだとおもうよ。あとさいしょはほんとうはしょうがなくはしってたんじゃないかなっておもってたよ。めろんはほんとうはおこりたくないんだとおもうよ。めろんはめっちゃおこってたよ。みけもめっちゃおこってたよ。」