だっそうさせたくない
7月末、ミケが遊び場の扉の鍵を自分で開けて、外へ出るということが起きました。
9月に入り再び、ミケが遊び場の扉の鍵を自分で開けて、外へ出ました。さらに、今回はメロンも外へ出ていました。
子どもは「ミケはクローバーを食べたいと思ったんじゃない」「遊び場にクローバーがほとんどないから」「鍵をちゃんとしめていなかった」とミケとメロンが外へ出たことについて感じ考えたことを話しました。さらに、「1学期の遊び場ができ始めた時はクローバーがたくさんあった」「でもミケとメロンが食べて少なくなった」と1学期のことを思い出して話していました。
教師が「どうしていく?」と尋ねると、子どもは「鍵を直した方がいい」「鍵がかかったか確かめた方がいいと思う」「クローバーを集めて遊び場に持って行く」「でもクローバーがなくなってきている」「遊び場を広げていったらいい」など様々に話していきました。そして、クローバーのあるところに遊び場を広げていくことにしました。教師から「何で広げたいんだろう」と改めて尋ねると、子どもは「道路に出ちゃうかもしれない」「怪我が心配になるし、車にひかれちゃったら死んじゃう」「クローバーを食べさせてあげたい」「新しい姿が見られるかもしれない」と話していきました。
遊び場を広げ始めた子どもは、「ぼくはでんどらでビスを打つよ」「ぼくは木を押さえる」「ビスは45mmがいいかな」「次、ぼくに(ビスを)打たせて」などと仲間と話しながら、協力してつくっていました。地面に打ち込まれた杭を見ると子どもは、その杭を揺らして「まだ揺れるね。先生もっと打って」と打ち込み具合をチェックしていました。
この日の作文シートには、次のようなことが書かれていました。
「きょう、たったかまきばで、あそびばをあたらしくひろげたよ。ミケたちはよろこぶかな。あとだっそうしないですむからいいとおもった。いたをおさえたよ。いたをおさえて、じぶんもがががってなって、ちょっとだけいたかったよ。たのしかったよ。ミケもメロンもときどきちょっとだけみみがうしろになっていたよ。」
「きょう、たったかまきばで、ミケとメロンのようすはげんきだったよ。あそびばをつくったよ。はしらを6こだけビスをつけれたよ。さいごにミケがはなでグータッチをしてくれたよ。」
「きょうたったかまきばをしたよ。きょうミケにおしりの上をかまれたよ。そうしたらやねづくりがおわってつぎにクローバーがあそびばからなくなってそうしたらだっそうがおおくなって、ミケとメロンがひかれる、ほかのかつどうばしょにいってしまう、そとにでて人とめいわくをかけてしまう、そうしてかまれちゃうかもしれない。そうしておこっているミケはせんせいしかつけられないからもしもせんせいがやすんだらいまかいたことぜんぶめいわくをかけてしまうからクローバーがあるばしょにあそびばのドアにくっつけてもういっこそこからあそびばをつくることにしたよ。ちょっとつくりはじめたよ。」