9月3日 上越丸えんぴつナスの収穫
「上越丸えんぴつナスは、上越のみで育てている特産野菜であり、以前、給食に出たことがあり、気になっていた。その上越丸えんぴつナスがどのように育っていくのか知りたい。それを調理して食べてみたい」
という提案がありました。
それを基に、上越丸えんぴつナス、それを守ろうとしている上越丸えんぴつナス研究会とかかわる活動を行うことが決まりました。
子どもは、「特に楽しみにしていることは、上越丸えんぴつナスです。自分で提案したものなので楽しみだし、僕はナスが苦手なんですけど、上越丸えんぴつナスを食べてこくふくできたらいいなという気持ちもあります。上越地域の風土について、共通点が見えてきそうだと思っています」と2学期最初の作文シートに書いていました。
上越丸えんぴつナス研究会の会長である相澤誠一さんの畑を訪ね、上越丸えんぴつナスについて説明を聞きました。
ハウスに行き、収穫の仕方や収穫に適した大きさを教えていただき、上越丸えんぴつナスを収穫していきました。
子どもは、もぎとった上越丸えんぴつナスを相澤さんに見せ、ちょうどよい状態のものか確かめていました。
相澤さんは、上越の伝統野菜であるひとくちまくわを育てているハウスにも連れていってくださり、みんなで食べることができる分をくださいました。
子どもは作文シートに
「私は、相澤さんの最初の話で、丸えんぴつナスは、元々太えんぴつナスという名前だったことを知り、びっくりしました。ひとくちまくわと、他のものを交配して、ウリボーというのができたということにも驚きました。ひとくちまくわは、上にぶらさがっていました。動物が食べてしまうからだそうです。美味しいということです。いよいよ丸えんぴつナスの収穫です。一人2個ずつ収穫します。大きすぎてもだめだし、小さすぎてもだめで、サイズは難しいです。種を取るものはすごく大きく、黄色でした。つやつやのものが美味しいと言っていました。みんなもそれぞれ好きなものを穫りました。このナスは、むらさきで、やわらかいといったところが今のところ分かります。トゲも少ないんだと思いました。こんな特徴をもつナスを食べるのがとても楽しみです」
「上越丸えんぴつナスは、全国の大会のようなもので銀賞をとった上越の特産野菜です。10年前くらいまでは名前が付いていなかったと言っていました。そして、本当は昔から種はあったから特産野菜となったそうです。相澤さんが教えてくれたおすすめの食べ方は、焼きナス(ナスのステーキ)。切るときに横に切ったらせんいが切れてしまい、おいしくなくなるということで、たてに切って焼くのがおすすめだそうです。明日の調理が楽しみです」
と書きました。