ミルクティーは草が食べたい
7月1日(月)、久しぶりに前庭にやってきた、だいチョコ、チョコ、ミルク、ミルクティー。ミルクティーだけが2年生教室の前でクローバーを食べ始めて、動かなくなってしまいました。原っぱの「レストラン」に連れて行きたい子どもと、食事をしたいミルクティーとの間でやりとりが始まっていました。「レストランに行こうよ、ミルクティー」と声をかけたり、「ご飯でおびき寄せたらどう?」とキャベツを食べさせてみたりするものの、どうしてもその場から動きませんでした。リードを持っていた子どもは、「引っ張るのはかわいそう」「ミルクティーが自分から動いてほしい」と思いをもちながら、声をかけ見守りました。その後、リードを持つ子が交代し、ご飯でおびき寄せつつ、リードを引っ張ることで、原っぱの「レストラン」まで連れて行きました。
7月2日(火)、昨日のミルクティーの様子を映像で見ると、子どもは「引っ張るのはかわいそうだな」「リードを引っ張ると、くしゃみとかせきとかをしている」「どうしても動かないときってあるよね」「ご飯でおびき寄せれば大丈夫だよ」「それでも動かなかったんだよね」などと、映像で感じたこと、実際にその場で感じたこと、これまでだいチョコ、チョコ、ミルク、ミルクティーとかかわって感じたことに基づいて、話をしていきました。難しさを感じている子どもがいる一方で、上手に連れて行けると感じてる子どももいました。そこで、リードを引っ張らなくても行きたい場所に一緒に行く方法を考えながら、活動をしていくことにしました。
外に出ると、ミルクティーはやっぱり食事を始めるとそこから動きません。多少リードを引っ張ったとしても、踏ん張って動きません。「どうして動かないの?」と子どもの戸惑いにも似た声が聞こえてきました。その後、違う子どもがリードをもち、「ミルクティー行くよ」「ほら、ご飯だよ」と声をかけながら、リードをやさしく引っ張ったり、食べているクローバーを採って手のひらに乗せてみせたりしました。なかなか動かないミルクティーを見つめながら、「今はここで食べたいのかな」としばらく待っている姿が印象的でした。
作文シートには次のようなことが書かれていました。
「ぼくがレストランにつれていくときは、むりやりひっぱらないこと、あとむりやりしっぽをつかんだりひっぱたりしないでほしいっておもいました。あとミルクとミルクティーとチョコとだいチョコがたべるクローバーもりもりいっぱいあげました。あと、レストランのなかをおさんぽをしてたのしかったし、あときょうもミルクとミルクティーとチョコとだいチョコがげんきでよかったです。」