インタビュー&レポート作りから
これからの「おもむく商店街」の活動を定めていくうえで「高田本町商店街にある1つ1つの店のことをよく知りたい」という子どもの思いから、インタビューを繰り返しています。
以下は、2回目のインタビュー以降に書いた子どもの作文シートです。
「今日は、2回目のインタビューでした。肉のいろはさんやかのこさんに行きました。肉のいろはさんの看板商品は、コロッケ、唐揚げ、ローストビーフです。また、お店を始めたきっかけは、13師団やレルヒさんをもてなすためにすきやき屋をやって、いい評判をもらったことがきっかけでお肉屋さんになったそうです。次は、かのこさんに行きました。看板商品は、季節によって変わりますが、今は夏羊羹がおすすめだそうです。かのこの名前の由来は、鹿の模様(かのこ模様)とあずきが似ているからだそうです。このように、面白い話が聞けたので、レポートを作るのが楽しみです。(インタビュー②より)」
「私は、米久へ行きました。まつのさんから話を聞きました。びっくりしたのが、創業がなんと89年!!もうすぐ100年老舗!!がんばっていることは、鮮度を保ち、美味しいものをお客さんに届けることだそうです。この店で一番高いのは、ヒレステーキ100g2380円!!とっても高い!店を手伝うなら、宣伝をやってもらいたいのことです。米久を知らない人たちに伝えてほしいとのことでした。あと、お客さんが『美味しかった』『また来るね』と言ってくれると、また頑張ろうと思えるそうです。私が思ったことは、お客さんと店の人の間に何かができているのだと思いました。それがある限り、本町はなくならないと思いました。(インタビュー③より)」
また、インタビューしたことを基に、仲間と情報交換をするためのレポート作りも進めています。6月21日は、作成したレポートを互いに読み合い、「インタビューやレポート作りから見えてきたこと」「これからのおもむく商店街で私たちがしていくこと」について話しました。
子どもは、作文シートに次のように書いていました。
「私がレポートを読んで思ったことは、今より昔の方が本町に人通りがあったということと、新型コロナウイルスで昔より一気に人通りが落ちて、高田本町商店街がすごく静かになったということです。そういう風に言っていた人もいるから、自分たち6年1組の力で高田本町商店街を昔のようににぎやかにしたいなと思いました。」
「みんなのを読んでみると、ポジティブなこともネガティブなこともありました。インタビューやみんなのを読んで分かったことは、老舗のお店は特にそうなのですが、本当に高田本町商店街のことが大好きで、なんとか繋いでいきたいんだなというのをすごい感じました。そして、老舗で長く続けているからこそ、お客さんを大事にして、逆にお客さんに信頼されて、『また来るね。』や『おいしかったよ。』などうれしい言葉をかけられているんだと思いました。けれど、その裏側では、世代交代ができず、後継者もいなく、商店街自体に人があまり来なくなり、活気が段々となくなっていって、経営側はバランスを取ることが本当に難しいんだと思いました。これは、重大で深刻なことなので、なんとかしたいです。」
「印象に残ったのは、○○さんのシティーライトのレポートでした。商店街のバランスがこわれていると言っていました。悲しいですが、納得です。店主の人は、商店街のことをすごく大事にしていることが分かりました。その意見は、いろいろあると思いました。レポートの最後によい商店街になってほしいと書いてあったので、○○さんにどういう商店街なのかを聞きました。○○さんは、商店街の形を壊さずに、新しい店があることと言っていました。『一人一人にとってのよい商店街がある』それを心に、イベントをやっていきたいです。これからは、商店街の人と協力するのもありだと思います。そっちの方が安心感があり、自分たちも丁寧にやりたいです。協力もなんか、商店街にとってよい感じがします。どんなイベントか決まっていないけど、頑張りたいです。あと、他の商店街もめぐってみたいです。人気の商店街のよさとは何か、工夫していることは何か、そういうことを聞いて、生かして、イベントなどをやってみたいです。また、高田本町商店街の店を手伝うこともしたいです。あとは、コラボ商品とか、一品調理とかで他の店もにぎやかになるといいと思いました。」