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学級の活動

金谷のホタルについて「何もしなければ何も生まれない」

4年2組 実践道徳 2024/06/15

「金谷アドベンチュ」の活動でずっとかかわってくださっている森田さんは、上越ホタルの会の副会長を務めていらっしゃいます。森田さんから金谷のホタルを観賞できる時期を6月中旬から7月上旬ごろである聞いてたい子どもは、6月18日に観賞に行くことにしました。翌週に観賞に行くことを前に、「ホタルはたくさん見れますか」と問いました。
「たくさん見れる」と考えた子どもは、次のように話しました。
「たくさん見れると思う。見る時期も暗さもちょうどいいから。いい条件だから」
「48年もホタルの会の人が活動してきている。草刈りや水路の整備などをやってきているから。たくさん飛んでいてほしい」
「直感でたくさんいると思う」

「あまり見れない」と考えた子どもは、次のように話しました。
「ホタルは、わずか10日の命だから、ちょうど見に行った日にホタルが見れるかはわからない」
「ぼくは、ホタルが減ってきていると思う。短い成虫の期間で、卵を産めなかったら今後減っていくかもしれない」
「生き物のことだからわからない」

5月26日に上越ホタルの会の方たちがホタルの観賞がしやすいように草刈りをしていました。その際に森田さんたちが話していたことを子どもに   提示しました。
「高速道路のトンネルや、新幹線のトンネルができて、金谷山の水脈が変わってしまったのか、わき水が少なくなったんだよ。去年の夏、今までで初めて、ホタルの水路の水がかれたんだ。今年、ホタルは、飛ぶかわからないね」

子どもは、「本当の金谷山」を下山する際に、高速道路のトンネルの上を歩いたことを思い出し、「金谷山の下には、高速道路と新幹線のトンネルが交差しているんだよ」「水が枯れたのは、去年の話でしょ。今年は、水路に水もあって、生き物も捕まえたから大丈夫だよ」と話しました。また、「牧やいもり池に行って見ればいいよ」と話す子どももいました。森田さんたちがこのような状況の中で活動する意味はあるのか、子どもが考えた始めたことから、作文シートに自分の考えを書きました。子どもは次のように作文シートに書きました。

「森田さんたちの活動は、やる意味があると思います。なぜなら、初めてホタルをお母さんと見に行くからです。わたしは、行く気まんまんです。あとわたしは、分からないと思うし、意味がないと言ったら本当にこなくなっちゃうかもしれないです。あと、ホタルの気持ちになると、苦しいかもしれないけど、みんな来てくれると見てほしいかもしれません。わたしは、ホタルをなんとしても見たいです。あと、だれも未来は、見れません。なので、だれにもあきらめてほしくないです。」

「森田さんたちの活動は、やる意味はあると思います。そして、森田さんたちはがんばっています。でも、森田さんたちの話を聞くと、いなくて意味はないと思います。なんかぼくの言葉を正直に言うと、いないかもしれません。」

「森田さんたちの活動は、やる意味はあると思います。なぜかというと、ホタルの会がなかったらもっと前にホタルは、いなくなっていたと思うからです。あと、金谷山にホタルというイメージをつけて、毎年ホタルを見に来る人たちとか、ホタルのために48年がんばってきたんなら、ここでやめたら48年間がむだになると思います。だからあきらめないでがんばってほしいです!」

「森田さんたちの活動はやる意味はあると思います。なぜなら、ホタルがどんどんへっていても、いっしょうけんめいカワニナを水路とかに放流しつづけたり、水路に人工的でもいいから水を流したり、そうした努力がぜったいにホタルたちを元気づけてくれると思います。『何もしなければ、何も生まれないし、何かをつづけていれば、ぜったいに答えが出てくる』 だから、森田さんたちの活動は、ぜったいにむだじゃないし、ぜったいに、何かにとってとてもいい活動だと思います。」