5月31日 「あるや」で新作スープをつくる
子どもは、北折さんから「あるやの名物になるすーぷをつくってほしい」と話を聞いていました。江口さんのスープを飲んで、「自分たちもスープをつくりたい」という思いをもっていた子どもは、「あるや」の名物になるスープをつくりたいと思いをもちました。
子どもは、「あるや」の雰囲気に合いそうなスープ、子どもも大人もおいしいと思えるようなスープなど、それぞれの思いでスープのレシピをつくり始めました。
そして、近くのスーパーで必要な分を買い出しして、調理しました。子どもは「いい匂い、これ絶対おいしいよ」「スープ一つでも結構、時間かかるんだね」「このパイシートが膨らめば、見た目もよくなるはず」などと話しました。そして、自分たちが考えたスープを試食して、「めっちゃおいしい」「これなら名物になりそう」「北折さんに選んでもらえるかな」などと話していました。
そして、子どもは「あるや」に行き、自分たちの考えたスープを再度つくり、北折さんに食べてもらうことにしました。「前よりも煮込んで野菜を柔らかくしないと」と話した子どもは、時間を計りながらスープに火をかけていました。「味が薄すぎたから、コンソメの顆粒を小さじ1杯分多くしよう」と話した子どもは、前回の調理を思い出して、レシピに書かれていた分に追加してコンソメの顆粒を入れていました。
できあがると、子どもは北折さんをテーブルに招いてスープをふるまい、「どうですか?」「おすすめは麹が入っているところです」「うちの班のスープが一番おいしいでしょ」などと話しかけていました。子どもは、北折さんから「おいしかったよ」「体に良さそうだ」「チーズのとろとろ具合がいいね」「あるやの名物にしたい」などとスープの感想をもらい、「大成功だ」「ぜったい、うちらの班をあるやに出して欲しい」などと話しました。
子どもは、作文シートに次のように書きました。
「今日、あるやでチーズinコンソメスープを作りました。前回つくった時は、キャベツが少しかたくて味も少しうすかったので今日、そこに気をつけようとしました。今回、私がチーズを切りました。そういえば、チーズも少ししかとけてなかったから小さく切ろう!ってなりました。北折さんに、絶対えらばれてほしかったから『うおぉぉぉぉぉ!』ってがんばりました。なべに顆粒コンソメを小さじ3入れるのを、小さじ3.5にしました。キャベツを入れてからも、いっぱい待ちました。パンも少しこねて、スープをコップに入れました。北折さんの分も滝澤先生の分もよそりました。『北折さん!北折さん!スープ食べてください!スープ!スープ!』ってよびました。私が食べた時味ちょうどいい!うま!ってなりました。でも・・・キャベツがかた!ってなりました・・・今度こそやわらかくなったと思ったのに・・・ってなりました。北折さんの感想は・・・『うん、栄養たっぷりでやさしい味でおいしいね、あ、チーズも入ってるんだ。いい味してるね』これ絶対選ばれると思いました!パンがやけて、食べたら外はカリカリで、中はもちもちふわふわでいままで食べた中で一番おいしかったです!北折さんに、『絶対えらんでくださいよ』と言ったので大丈夫だと思います。楽しかったです!」
「今日、あるやでスープを作りました。スープはいままで考えてきた『和風!塩こうじのミネストローネ』を作りました。前回スープを作った時は、人参が少し固かったけど、今回は北折さんに食べてもらうのでぐつぐつ人参がやわらかくなるまでにこみ続けました!そしたらとってもやらわかくなっていて、すごくおいしかったです!今日は他の班のスープを食べました。そしたら、3班(私の班)がとっても行列になりました!その時はなんだかうれしかったです。そしてすぐになくなりました。(中略)その後私が北折さんにこんなことを話しました!『今飲んだスープでどれがおいしかった?』と聞きました。その中には、私たちのスープもありました。そしたら『自分の好みだとこれかなー』と言いました。北折さんが指をさしたのは、私たちの班でした!すごくうれしかったです!私たちのスープがさいようされたらうれしいなと思います。とてもうまくできておいしくて北折さんもおいしい!と言ってくれていたのでとっても楽しかったしうれしかったです」