私にとっての「ジャスト」バトンパス
先週のポプラオリンピックでのリレーを終え、子どもは「バトンパスをみがいてきたことがつながったね」「すごく緊張したけど、バトンをうまくつなげて安心した」などと話していました。子どもは、ポプラオリンピックのリレーでも、加速しながら受け取るパス、テイクオーバーゾーンの外にかまえ、長く助走をとるパス、アンダーハンドパス、オーバーハンドパス、サイドパスなどのもらい方を実践していました。
そして、5月23日、最後のジャストバトンパスの活動を行いました。ジャストバトンパスでのリレーとポプラオリンピックのリレーでは、実はルールや場が違っていました。そこで、教師から子どもに「ジャストバトンパスだからこそできるパス、しやすいパスってどんなパスかな」と問いかけました。子どもは、「後ろをむかずにバトンをもらいやすいこと」「自然と2人が重なるところがある」「2人がななめや横に並ぶことができる」「助走ができること」などと話しました。
その後、子どもが思うバトンパスが上手なペアのバトンパスの姿を見ました。子どもは、次の走者が加速するとともに、バトンをつなぐ時の前走者と次走者の二人の位置が前後ではなく、ななめであったり、横並びであったりすることに注目しました。
その後、バトンの受け渡し方をチームで確認し、最後にタイム計測をしました。
活動を終え、自分が見つけたジャストバトンパスを振り返りました。以下は、子どもの振り返りの記述です。
「僕にとってのよかったバトンパスは、一番最初からやってきたオーバーハンドパスです。また、位置はななめから渡してもらうのが一番よかったです。でも、僕はやったことはありませんが、○○くんがやっているとても遠い位置から助走をつける走り方もあるので、まだこれが最善とは言えませんが、最初に比べてとてもいいバトンパスになったのかなと思います。」
「私にとってのいいバトンパスとは、減速せずに加速できて、後ろを見ずにできたりするものです。そして、今回の私と○○くんのバトンパスは、少し加速できて減速はしなかったし、ちょっと後ろを見ちゃったけど、けっこう速くできたと思います。そして、今回○チームのタイムが、今までの最高タイムが1分51秒だったのに対して、今回は1分46秒の白組のチームの中で最高タイムが出ました!!5秒も速くなれてうれしかったです。」
「自分にとっての一番いいと思ったバトンパスは、やっぱり助走の勢いを切らさず、バトンのことを見ずに自分の手の甲にピンポイントに置いてくれて、アンダーパスで受け取ることです。」
「オーバーパスの斜めからもらうバトンパスが今の僕が一番いいと思ったバトンパスです。あとバトンゾーンに入った直前くらいからもらえるパスが今一番いと思っているパスです。」