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学級の活動

カエルがいないよ

4年2組 実践道徳 2024/05/22

金谷アドベンチュの活動で捕まえた生き物を教室で飼っています。カメ、カエル、オタマジャクシを飼っており、エサをあげたり、水替えをしたりしています。ある朝、子どもが登校してくると、「カエルがいないよ」「脱走したんだ」と話しました。水槽の蓋のロックがされておらず、自ら開けて出ていってしまったようです。

子どもは、休み時間も使い、教室や廊下、原っぱなどを探しました。カエルがよく水槽の壁にくっつくようにしていたことから、校舎の壁も調べました。しかし、見つけることができませんでした。子どもは、他の学年の仲間にも探してほしいと考え、「さがしています」というポスターをつくり校内に掲示しました。

実践道徳では、金谷の生き物を飼うことについて考えました。子どもは、「捕まえてもいいけど、金谷で放した方がいい」「チビ(カエルの名前)がいなくて不安だ」「お世話をちゃんとしていたの?」と話しました。また、「捕まえて教室に連れてきたのなら、ちゃんとお世話をしたり、探したりする責任がある」と仲間に呼びかけました。子どもは、作文シートに自分が思っていること、考えていることを書きました。そして、書き終えるなり、すぐにカエルを探し始めました。すると、本棚の後ろで亡くなっているカエルを見つけました。

子どもはカエルを手に取り、水できれいに洗いました。そして、「金谷山にお墓をつくりたい」と話しました。また、ポスターを貼っていた子どもは、全校の仲間に、探してくれてありがとうと伝えたいと考え、仲間と共に教室を回って、見つかったことを伝えに行きました。

子どもは、作文シートに次のように書いていました。

「金谷の生き物は、生き物なので、大事に育てた方がいいと思います。つかまえた人が、ちゃんと見ておいた方がいいと思います。私は、だいたいおたまじゃくしとかに、ごはんをあげています。かわいいです。そして、育てている生き物が大きくなりすぎたら、にがした方がいいと思います。私は、休み時間に、ろうかをあるくので、その時もまわりを見たりして、ちいさなカエルをさがしています。そして、〇〇さんが、『チビ』という名前も少しかわいそうだと言っていました。私は、たしかにと思いました。もっとかわいい名前でもいいですね。と、書いている間にカエルが見つかりました。でも、ほこりまみれで出てきて、動きませんでした。なくなったとおもわれます。私は、カエルがにが手でしたが、見ているうちに、かわいく見えてきました。カエルさんも外に出たかったんだなと思いました。やっとかわいく見えてきていたので、かなしいです。生き物をつかまえるときは、よく考えましょう。カエルさんありがとうございました。」

「金谷の生き物は、人間と同じく生きています。よく、セミは一週間しか生きられないと聞きますが、それはあくまでつかまえたらの話です。ほんとうは、三週間、またはそれいじょう生きます。よう虫じだいもあわせたら、とにかくめっちゃ生きます。でもそれは、やせいでの話です。やせいで長生きする命も、つかまえてしまえば、てきに食べられるというきょういはなくなりますが、それいじょうに、エサがちがって食べられなくて死んでしまったり、そう、チビのように、だっそうして、もっときけんなことがまっています。なので、むやみにカエルやカメなどをつかまえないでほしいです。」