けんかしないでほしいな
教師が「最近のミケやメロンはどんな感じ?」と聞くと、子どもは、「嬉しくない。リードを引っ張られている時」「草を食べているときにリードを引っ張ると首を振るよ」「お散歩中のメロンは楽しそうだよ」「メロンと仲良くなったような気がする」「○○さんは首に手をかけていたもんね」「ミケが好きだな。リードを付けさせてくれる」などと話しました。また、ミケやメロンがけんかすることについても話しました。前庭にある小屋でミケやメロンがケンカをする映像を教師が見せると、子どもは、「メロンがかわいそう」「ミケの方が強いのかな」「ミケの方が年上だもんね」と話しました。さらに、「メロンはミケに追いかけられてびっくりしてる」「メロンは小屋の端っこによくいる」「ミケがメロンのご飯を取ろうとする」とその時の様子を思い出しながら話しました。
どうしたらよいか尋ねると、「もう1個、小屋をつくったら」「けんか用だね」「原っぱにつくったらいいんじゃない」「ご飯もいっぱいあるし」「でも大変そうだよ」「遊び場かな」などと話し、原っぱに広い場所をつくることにしました。
電動ドライバーやビスを持って、外へ出ると倉庫へ角杭や木材を取りに行きました。そして、早速原っぱに作り始めました。「扉はどこにしようかな?」「前庭の小屋の方に扉を付けたらどう?」と話し、扉の位置を決めました。また、角杭を打ちながら、「すごく広くなりそう」「ここならクローバーがいっぱいだね」と話しながら、柵をつくっていました。
活動の終了時刻になると、「半分ぐらいはいったかな?」「早く完成させたい」「先生、昼休みもやろうね」と話していました。
この日の作文シートには次のようなことが書いてありました。
「きょう、たったかまきばをしたよ。きょう、ミケとメロンのあそびばをつくったよ。とちゅうだけどがんばったよ。けんかもするとおもうからつくったんだよ。」
「きょうたったかまきばをしたよ。ミケとメロンのあそびばがいまつくっててまたこやみたいにたいへんになるけどがんばります。」
「きょう、たったかまきばではらっぱのほうにけんかしたときようにメロンがあのはらっぱのこやにいけばけんかしないかもしれないけどさみしいかもしれないし、ひひいんってなくかもしれないけどはらっぱのほうのこやはよつばのくろおばあがいっぱいあればミケにメロンのごはんをよこどりされないからあんしんだとおもう。けどもしメロンとミケがきたらわかんないけどたぶんまたけんかするとおもうかけどあそびばにしてまたけんかしたらいみがないからミケとメロンがけんかしないようにしあわせになるとこだからミケとメロンはけんかしないようにしてほしいし、ミケがメロンのことをかまないでほしいな。」