思い出のカレーパーティー
子どもは、ビレッジファームの大根、白菜、にんじんを全て収穫しました。そして、収穫した野菜を使って、最後に仲間みんなとパーティーを開きたいと考えました。どのように調理するかについてビレッジファームを続けてきた仲間と相談し、カレーをつくりたいと考えました。パーティーの名前は「思い出のカレーパーティー」と名付けました。子どもは、３５人分の大根、白菜、にんじんを切ったり、薪をたくさん割って、火起こしの準備をしました。にんじんがたくさん収穫できたことから、にんじんのきんぴらもつくることにしました。また、手づくり着火剤をつくる子どももいました。３５人分つくり、「かまどにこれまでの思い出を込めて入れてください」と話し、仲間に配りました。
思い出のカレーパーティー当日は、とても良い天気になりました。風の力で火が大きく育ちました。野菜が入った大鍋にウィンナーを入れて煮込んでいきました。また、飯ごうと炊飯ジャーを使ってお米を炊いていきました。
子どもは、思い出の着火剤をかまどに放り入れながら、これまでの活動を思いだしたり、お願い事をしたりしていました。
また、仲間と共にかまどを囲み、即興で「新曲」を考えて歌い、出来上がりを心待ちにしていました。野菜に火が通ったか味見をして確認し、中辛のカレーのルウを入れて、カレーが完成しました。子どもは、「おいしい！」「熱い！」「辛くて水筒の水がなくなった」と話しながら、片付けつつあるぱちぱちビレッジで、仲間との時間を過ごしました。
子どもは作文シートに次のように書いていました。
「今日、思い出のカレーパーティーをしました。思い出のカレーパーティーは、火をつけるのが、いつもより楽しくてすっごくファイヤーしました。前から、ずっとあつめていた薪を三十本くらいあつめて、〇〇君と二人でためた薪を暖炉ファイヤー釜戸中で、くろうした薪をいっきにしょうひしました。まん中の釜戸もおわっちゃったけど、仲間はやっぱり同じ釜戸にあつまって、ファイヤーさせて、みんながカレーをできるだけたくさん食べられるように、ぼくは、薪を暖炉ファイヤー釜戸中にとうにゅうしました。それで、だんだんファイヤーしてきて、さいごは、カレーが大せいこうしたじょうたいでかんせいしました。今日は、二回目のみんなで同じ事をする日でした。ビレッジファームの野菜が中心になっていました。これまでビレッジファームをしたかいがありました。カレーは、中からが一番おいしいと思いました。」
