飲み物が飲みたい
雪かきをしていた子どもは、雪をかきながら「雪かきは疲れるから飲み物を飲みたい」と話しました。
そのことを聞いた仲間も「おれも飲みたいな」と話しながら、雪をかいていました。
翌日、「飲み物を飲みたい」と言っていた子どものことを学級で紹介すると、「おいしそう。みんなで飲みたいな」と話す子どもがいました。
さらに、「みちがつながった時に飲んだらどうかな？」「雪かきが全部終わってから飲みたいな」「お疲れ様って言って乾杯したい」「特別な日だね」「それだったら晴れの日にしたいな」と話していました。
そして、「みちつなパーティー」（みちがつながったお祝いの意味を込めて）と名付けて、パーティーをすることに決めました。
その日、原っぱへ行くとスコップをもって雪かきを進める子どもがいました。
また、仲間の雪かきする様子を見て、手伝い始める子どももいました。
さらに、飲み物を置く机をつくって、みんなと飲みたいと考えた子どもは雪で机をつくり始めました。
子どもは、作文シートに次のように書きました。
「今日、道のゆきかきをしました。イベントがすくないので、パーティーをしようとはなしあいました。なまえは、みちつなパーティーです。みちつなのいみは、みちがぜんぶかいつうして、みちのゆきかきがおわったら、かいさいするパーティーです。でも、ゆきかきをしてみちがすべてかいつうしなければ、かいさいはできないので、おわらせたいです。今日は、１４メートルぐらいできました。おもいたいものや、おおきいものがあって、ぶんれつしないとはこべないものがあるのでたいへんでした。かいさいできるといいなとおもっています」
「今日、みちつなパーティーのつくえといすをつくったよ。楽しかったよ。みちつなパーティーは『みちがつながったよ』というおもいがこめられているよ。パーティーだからつくえといすもないとだめだからいすとつくえをつくったよ。いすはばけつにゆきをいれてゆかにひっくりかえしてばけつをとるといすになっているよ。先生がのってもこわれなかったからゆきのいすでいいとわかってほっとしました」
