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学級の活動

「生き物がたり」発表会 (自分がつくった「生き物がたり」)

4年1組 実践教科活動 2023/11/27

11月8日、子どもは自分がつくった「生き物がたり」を仲間と交換して読み合いました。真剣な表情で物語の世界に入って読んだり、笑顔を見せながら物語を楽しむ姿がありました。そして、子どもは、読み合う中で「よい『生き物がたり』だなと感じる物語」を選びました。

11月9日、仲間から選ばれた「生き物がたり」を書いた子どもは、自分の物語を前に出て読みました。

~選ばれた「生き物がたり」の中から~
「すてられたねこ」
むかし、むかしに、ものすごくねこをあいしている少女がいました。その少女がある日、飼っていたねこといっしょにさんぽをしていると、道の中の草の中に、ダンボールが捨ててありました。その少女がおそるおそる近づいていくと、その中には、なんとねこが入っているのでした。その少女がきょろきょろ見わたしてから、そのダンボールを持って、家にいったん帰ることにしました。その知らせを知った少女のお母さんは、仕事場へ行きました。そう、少女のお母さんは、動物病院で仕事をしていたのです。そのねこは、ものすごく弱っていたので、助けたかったのです。そして、病院に来てから2時間がたちました。その時、少女のお母さんとねこが出てきました。ねこは、すっかり元気そうです。少女は安心しました。その心やさしい少女の名前は、めありちゃんです。どんなねこでもかわいくて、ねこもすぐなついてくれて、ねこ側からも、めありちゃんのことをあいしているのです。めありちゃんは、言いました。「このねこを飼いたい!!」「もう一匹いるでしょ」とお母さんが言いました。めありは、きっぱりと大声で言いました。「だって、かわいそうだもん」お母さんは、ため息をついて笑いました。「もう、めありは、ねこがほんと好きだね」めありもいっしょに笑いました。「いいよ」とお母さんが言いました。そして、その日から3週間がたったその日のことです。そのねこを捨てた人がつかまったのです。その後も、ねことめありと、お父さんと、お母さん、そして、もう一匹のねこで幸せにくらしました」

子どもは、「すてられたねこ」を読んで、「人間の生き物への愛がよく伝わってきた(めありのねこ愛)」「登場人物の気持ちがよく伝わる書き方がいい(絶対にねこを飼いたいという気持ち)」「感動できる」などと、感想を書いていました。

~選ばれた「生き物がたり」の中から~
「冒険家の三人組」
あるところに、冒険の好きな龍馬という少年がいました。その少年は、冒険が大好きで、週5~6回で森や山に行っていました。そして、今日も、その冒険へ行く日でした。「水、食料、ナイフ、休憩用のテント・・・、よし!じゅんびOK!」じゅんびができた後、龍馬くんは森へ行きました。そして、森に着いたら、龍馬くんは休憩しながら動物と遊んでいました。そして、しばらくして・・・「ん?」そこには、だいぶけがをしているうさぎがいました。「どうしたんだろう。とりあえず、手当てしないと!」龍馬君は、持って来た薬などの入っているカバンを取り出し、必死に手当てしました。「よし、これでいいかな?」手当てが終わると、うさぎはすぐに元気になりました。そして、うさぎさんは、「助けてくれてありがとう!これからもお友達になろうね」と言っているのでしょうか。うさぎさんは、笑顔で龍馬君に抱きつきました。そして、龍馬くんは、それからいっしょにうさぎさんと、しばらくまた冒険を続けました。そして、しばらく歩いたら、うさぎさんが急に走って、少し走ったら止まって、「ここに何かあるよ」というように、前足で地面に指をさしていました。「ん?何かそこにあるの?」龍馬君が言うと、うさぎさんの近くに行きました。「あ!何かたおれてる!たぬきがたおれてる!」なんとそこには、たぬきがたおれていました。「ひどいきず、何者かにおそわれたのかな?」龍馬くんは、うさぎさんの時のように、手当てをしました。「ふう、いいかな。今日はけがをしている人が多いな~。何かのねらいでおそっている人がいるのかな?」龍馬君は、気になり、自分の他にも人がいないか、調べようとした時・・・。「うわ!・・・って、何だ、たぬき君、元気になったんだ!じゃあ、ぼくはこれで行くね」そうして龍馬君が行こうとしました。しかし・・・「ん?どうしてついてくるの?」たぬき君が、なぜか龍馬君についてきました。「もしかして、君もいっしょに行きたいの?」そう言うと、たぬき君が笑顔になりました。「よし!そういうことなら、いっしょに行こう!」龍馬君が大声で言いました。それから龍馬君、うさぎさん、たぬき君で行動するようにしました。そして、しばらく人がいるのか探したけど、あまり見つけられませんでした。「う~ん、やっぱり自分の他に人はいなかったのかな~」そう言い、龍馬君があきらめようとしたその時、「ん?何か音がする!ここの木のおくから聞こえる!」物音に気づいた龍馬君は、その木のおくへ行きました。「あ!」そこには、小動物の入った箱を持っている人がいました。「何だ、あの人・・・まさか、たぬき君などの動物をおそった人・・・?」龍馬君が言うと、たぬき君がその人に怒ったような顔をしました。「やっぱりこの人・・・いや、はん人か・・・よし」龍馬くんは勇気をふりしぼり、はん人に声をかけました。「何をしているんだ!」はん人は、持っていた箱を置き、こちらの方を向きました。そして、小刀を持ちました。「・・・せ~の!」龍馬君が言い、うさぎさん、たぬき君、龍馬君は、息を合わせてとつげきしました。しかし・・・「ドン!」何と、うさぎさん、たぬき君が、はん人の力に負けてしまい、強く飛ばされてしまいました。しかし、ゆいいつ、冒険をたくさんしていたため、龍馬君は、飛ばされないですみました。でも、やはり、たくさんの時間歩いていたので、龍馬君にもつかれが見えてきてしまったその時、「うわ!」飛ばされていたうさぎさん、たぬき君が最後の力をふりしぼり、はん人にとつげきしました。その後、はん人は体力がなくなり、けいさつに動物虐待ようぎでたいほされました。その夜、龍馬君、うさぎさん、たぬき君は、星空を見ながら、一日をすごすのでした。

子どもは、「冒険家の三人組」を読んで、「文章がよみやすかった(行の変え方、「 」の使い方)」「主人公の龍馬君の性格がいい」「本当にあった話みたい」「感動する話だった」などと、感想を書いていました。