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学級の活動

猟友会の方たちとかかわる

4年1組 創造活動 2023/11/27

先日のお出かけで、正善寺の農家の方が獣に苦労していることを直接聞くとともに、その実際を目にした子どもは、11月7日に、別の立場から獣害と向き合っている方と出あいました。
上越市中山間地域農村振興部の樋口さんは、イノシシが増加して獣害が大きくなってきていること、獣害対策の補助金も増えていること、獣害につながるのはイノシシだけでなく、タヌキ、クマ、ハクビシンなどもいることを話してくださいました。子どもは、正善寺で垣間見たような獣害が実際にひろがっていることを、真剣な表情で受け止めていました。

猟友会上越市支部の滝澤さんと内藤さんからは、狩りの実際について、話を聞きました。
滝澤さんからは、箱わな、くくりわなの2種類のわなや猟銃を使って獣を獲っていること、昔は相棒の猟犬とともに狩りをしていたことなどを聞きました。内藤さんからは、くくりわなの実物を見せていただきました。実際に仕掛けを動かしてくださり、ガチャッ!という音とともに輪にした縄が瞬時に小さくなる様子に、子どもは、感嘆の声を上げていました。また、山の中にわなを仕掛けたら、毎日見回るようにしていること、その理由は、捕まった獣を長い時間苦しませないためであることを聞き、子どもは深く頷いていました。
子どもは、「子どものイノシシを捕まえたときは、どうするか」「狩りを始めたきっかけ」などについて、時間が足りないくらい数多く質問するなど、これまでの活動で考えてきたことをふまえながら、猟友会の方々と交流をしました。

子どもは、作文シートに次のように書きました。
「今日は、上越市の人と狩人の人が学校に来て、お話をしてくれました。最初は、上越市の方がお話をしました。クマやサル、イノシシ、カラス、いろんな動物に田んぼや畑があらされるひがいが起きていて、広いはんいがイノシシにあらされていることが分かりました。そして、上越市の人が話している中で、私も知っていることもありました。例えば、イノシシのおふろは、ヌタ場と言ったり、あとは、足あとも見て知っていました。そして、そのお話をずっと聞いていると、イノシシが田んぼのイネをふみつぶして、ふみつぶすくらいなら、まだマシだけど、つぶした後ににおいがついて、イネがしゅうかくできなかったり、しゅうかくできても食べられなくて困ったりしている人が多いと聞きました。他にも、土の中から虫を探そうとして穴がほられて、車が通れなくなると言っていました。そして、本当に使われているわなを見せてもらいました。そのわなは、ガチャッ!としまって、すごかったです」

「今日は、上越市の市役所の方と、狩人の方に話を聞きました。滝澤さんの話では、田畑をあらすのは、だいたい、タヌキ、ハクビシン、クマ、イノシシ、カモ、アオサギ、キジなど、ということでした。その対さくとして、イノシシなどが好む環境にしないこと、電気さく、いらなくなった食べ物を放置しない、などの話がありました。農家さんの立場で考えると、イノシシは困る存在だけど、イノシシからしたら、一生懸命生きているし、人間はイノシシに殺されたら怒るけど、イノシシも同じかな・・・と思いました。次は、内藤さんの話でした。狩人は免許をとって道具を使う、箱わな、あみ、銃などがイノシシをとる手だんでした。実際にわなを見せてもらって、ビックリしました。いっぱい質問できたし、うれしかったです」