正善寺で感じたイノシシの存在と秋
10月25日(水)、正善寺にお出かけしました。
実践国語科「見つめて生き物がたり」で、人と生き物が登場する物語を読んだり書いたりしている子どもは、正善寺の中で、イノシシが出たことが分かる場所を訪れました。
子どもは、正善寺に着くと、手広く田畑を営んでいる小林完司さんと出あいました。小林さんに田んぼを案内していただくと、農道をイノシシが掘り返した跡、イノシシがヌタ場(泥浴び場)とした跡、イノシシに頻繁に荒らされる用水を見ました。子どもは、イノシシの痕跡に気付くと、「イノシシの足跡だ!」「思っていたよりすごい」と声を上げていました。
子どもは、いつものフィールドに上がると、秋の草花集め、赤トンボやカマキリの捕獲、テントの改造、遊び場の拡張などに取り組みました。
稲のもみ殻を使った燻炭焼きで焼き芋にも挑戦しました。アツアツの焼き芋を食べると、思わず顔がほころんでしまう様子がありました。
子どもは、作文シートに次のように書きました。
「きのう、正善寺に行きました。最初は、小林さんの田んぼに行きました。行ってみたら、とてもきれいな田んぼがいくつもありました。さっそく、田んぼに入ってみました。電気さくがところどころにあって、とてもイノシシにけいかいしているんだなと思いました。そして、小林さんのお話を聞いていると、イノシシが用水をとめてミミズをとるので、直すのが大変で、あらためて、田んぼを育てている人は大変だなと思いました。その後、いつもの内田さんの畑に行って、活動をしました。テントの改造をしました。階段を作って、その後、てんぼう台の一番おくのところに切ってきたスギの木を置いて、土で固定しました。それが終わると、ベンチを作りました。とてもでかいスギの木の横に、ひもでしばりました。その後、地面が落ち葉ですごかったので、スコップで落ち葉を固めました。その後、お弁当を食べたら、焼き芋を食べました。とてもほくほくで、おいしかったです。今度は、テントのおくの方へ行ってみたいです」
「きのうは、正善寺に行きました。最初は、小林完司さんという人と会いました。完司さんは、田んぼと畑をしている人です。きのうは、イノシシのことを完司さんに教えてもらいました。でも、イノシシだけではなく、二ホンジカやタヌキもいるらしいです。完司さんは、山から田んぼに、カマとか手を使って土をほって、用水を流していると言っていました。あと、電気さくをつけていると言っていたけど、イノシシが飛びこえたり後ろ向きで電気さくをくぐると、完司さんが言っていました。なんで後ろ向きで行くかと言うと、ちっちゃいイノシシは、飛びこえられないから、前向きでいっちゃうと鼻に当たって、ビリっとくるから、後ろ向きでいくそうです。次は、上に行って活動をしました。〇〇ちゃんと〇〇ちゃんと木を切りました。細い木と太い木を切りました。太い木でカスタネットとかを作りたいなと思って切りました。細い木は、人形にしようと思って切りました。そして、お弁当の時間になって、食べました。終わったら、〇〇ちゃんと〇〇ちゃんと、レジャーシートで坂をすべりました。とても楽しかったです。またやりたいです。きのうは、とても楽しかったです」
「昨日、正善寺に行きました。最初に、小林完司さんに会って、田んぼやイノシシのことについて聞きました。そして、小林さんは、こんなことを言っていました。イノシシは、正直言うと、いなくなってほしいと言っていました。私は、イノシシに会ったことも、何かされたことも無いけど、それだけイノシシは、農業をしている人や田んぼがある人には、よほど、いなくなってほしい存在なんだなと思いました。その後、小林さんが作った用水路を見ました。今は、ちゃんと水が通っていました。いつもなら、こわされているそうです。私は、少しかわいそうだけど、イノシシひどいなと思ってしまいました。あと、何度も作っている小林さんも、とてもすごいなと私は思いました。その後、いつものフィールドに行って、〇〇ちゃんと木を切りました。すごく固くて切れなかったので、先生に手伝ってもらうと、少し切れました。そこで、がんばっていたら、お昼になって食べました。〇〇君がおもしろい話をして、おもしろかったです。そして、次に〇〇君たちといっしょに見つけたひみつ基地を見ました。すごくけわしいところで、山ぶどうみたいなものを見つけたり、〇〇君がカマキリを3びき見つけたりしました。そして、〇〇君が、私たちに何かの種をくれました。うれしかったです。そして、焼き芋をしました。〇〇君と半分にしたけど、なぜか、〇〇君の分だけ大きくなりました。おもしろかったです。そして、いろいろとカマキリを遊ばせ終わりました。昨日は、特別に楽しかったです」