読み重ねる学校物語「伴奏者 心平」
6年1組
実践教科活動
2023/10/12
9月20日に実践国語科「読み重ねる学校物語」で森絵都 作「クラスメイツ」に掲載されている「伴奏者 心平」を読みました。
合唱コンクールで指揮者となった中学1年生の心平が、合唱コンクールを成功へ導くために伴奏者を探すというお話です。
お話の中で、心平は、不登校の田町を伴奏者に誘おうと考えます。そこで、「心平が田町を誘うことに賛成しますか」ということについて考えました。
「田町なら一生懸命弾いてくれそうだからいいと思う」「いきなり誘いに行ったら驚くし、うまく弾けなかったら傷ついて、ますます来づらくなる」と意見が出され、迷う子どもが見られました。
「田町の気持ちを大切にして考えた方がいい」という意見も出されました。その意見を聞いたある子どもは、「田町の気持ちもだけど、元々伴奏者だった楓雅の気持ちも考えた方がいい」と話しました。
楓雅は初めに伴奏者に選ばれましたが、あまりやる気があるとはいえない態度から、変えられそうになっている男の子です。
作文シートに「楓雅くんが伴奏を変わるというのかも問題だと思います。もし楓雅くんがいやといったら、田町さんをさそう意味もないし、やる気になっていた田町さんもがっかりすると思います」と書き、田町と楓雅に寄り添おうとする気持ちを表しました。