名前はふかふかベッドにしよう
草を敷いてベッドをつくっていた子どもは、気温が高くなってきたことから日陰を付けたいという思いをもちました。4本の木材を柱にして、屋根をつくり始めました。木をそのまま立てても立たないことから、「平らな板を木につければいいんじゃない」とアイデアを出して、立たせました。日陰は遮光ネットを使いました。上側から打つと、下にビスが出ていないか分からないため、「下からビスが出ていないか見ていて」と話しながら、電動ドライバーでビスを留めていました。
雨が降ると、ベッドが濡れてしまいました。そこで、「波板を付けたい」と子どもが話しました。早速、雨が入ってこないように屋根に波板を付け始めました。波板はつるつるしており、「難しい」「先生も押さえて」と苦戦しながら、ビスで留めていました。何回も繰り返すうちに、ビス留めが上達し、自分たちでも留められるようになりました。
屋根ができ始めると、「看板をつけたいね」と話す子どもがいました。「名前は何にしよう?」「みちまちベッド」「みちまちスーパーもあるから同じだよ」「のびのびベッド?」などと意見を出し合います。「ふかふかなベッドだからふかふかベッドにしたらどう?」という案が出ると周りの友達もそれに賛成します。名前は「ふかふかベッド」に決まりました。日陰の中で寝転ぶととても気持ちよいと話していました。
波板を付けたり、看板をつくったりした日の作文シートには次のようなことが書いてありました。
「きょう、のびのびみちまちで、ベッドのやねに、なみいたをつけました。たのしかったです。きょうやった人は、○○ちゃんと○○ちゃんと○○ちゃんとわたしです。はじめに、そうこになみいたねじをさがしました。でもなかったから、先生にいって、ビスの入っているはこのおくにめちゃくちゃいっぱいありました。それで、○○ちゃんと○○ちゃんが、かんばんをかきにいって、わたしと○○ちゃんでベッドになみいたとうけてました。はんぶんぐらいまでつけました。それがおわったら、となりにこうえんをつけたいです。それがおわったら、ベッドでみせをやりたいです」
「今日、○○ちゃんとベッドのかんばん作りをしました。書いた文字は、ふかふかベッドこちら→」と書きました。カラフルできキレイな色で絵も書いて文字の形は、もこもこにしました。たくさん掛けてうれしかったです。かんばんはやねのはじにななめにつけました。いいかんじでよかったです。これからのびのびみちまちでベッドのやねづくりをして、おわったら、元気で人をむかえて、たのしいベッドにしたいです」