上越産米のゆくえ スマート農業とカントリーエレベーター
米が売られているところを見学した子どもは、米がどのように作られ、売り場に並ぶのか気になり調べました。
米づくりでは人の手で行われていたものがだんだんと機械が使われるようになってきたこと、そして現在ではICTを活用したスマート農業が行われ始めていることを知り、高野生産組合へ行きました。
高野生産組合では、GPSを使った直進キープの農機具やドローン、自動給水栓などスマート農業技術を使い70㏊以上の田で米づくりを行っていました。子どもは色々な機械について質問したり、乗ったりしました。
子どもはふりかえりに「機械はすごく便利だと思いました。(特にドローン&遠隔多機能型自動給水栓) 特に、高野生産組合さんで1番大きな田んぼは4.2㏊で、人が肥料をやっていたら…でも機械でやれば、すぐ終わるし、農家の人も助かると思いました。田んぼに行って、水を出して、12時間後にまた見に来る。たくさんの田んぼがあるのに全て12時間後に見に行く… 朝6時から始めても夕方6時に行く。でもいっぱい田んぼがあるから、もっと時間がかかってしまうと思います。だから遠隔多機能型自動給水栓は、農業をやっている人には救世主」と書きました。
作られた米が売り場に並ぶまでを調べると、農家からJAに集められて出荷される方法や農家が直接売る方法などがあることが分かりました。
子どもは、なぜJAが米を集めるのか気になり、米が保存されるカントリーエレベーターへ行きました。職員の方に質問すると、農家の方はJAの組合員であり米が集まってくることを聞きました。また、施設で米が貯蔵されている様子や米が出荷されるまでの流れを見たり聞いたりしました。
子どもはふりかえりに「カントリーエレベーターではお米を玄米にするまでの工程、全てを機械でしている所がすごかったです。とくに自動でひもをしばり運ぶところがすごいと思いました」と書きました。