小林古径美術館で日本画を知る
小林古径美術館に訪れ、日本画にふれてきました。
小林古径さんが描いた日本画を鑑賞し、学芸員さんから絵について教えていただいたり、好きな一点を見付けたりしました。日本画の細かいところや微妙な色の違いに気付きました。
その後、子どもは実際に日本画の色つけ体験をしました。日本画の道具はいつも自分たちが使っている水彩絵の具とは違い、色の素材を膠で溶かしてから使用します。実際に指でかき混ぜながら「溶けにくいものがある」と話したり、実際に塗り始めると「色がつかない。これでいいの」と仲間と話したりしていました。
小林古径美術館には、小林古径が住んでいた家をそのまま移動させてあり、見学することができます。
古径邸は、数寄屋造りでできた家で、古径さん好みに建てられた家だそうです。子どもは、家具などの物を少なくして収納を増やしたことや家の中の壁にわらが使われていることなどに気付いたり教えてもらったりしました。
子どもは、作文シートに次のように書いていました。
「日本画をしっかりみるのは、はじめてでした。今の絵よりすごくちがくみえました。せんがほそく、こまかかったです。そして日本画を体験して、もちろんはじめてでした。なんか今のチューブの絵の具とは、なんかちがかったです。最初は今と同じだと思っていたら、こなで絵の具をつかっていて、すごくびっくりしました。日本画は、すごいと思いました。今日、日本画で和をかんじたことは、正直いまよりぜんぜんふべんだけど、きれいでとってもすごいとおもいました」
「今の絵の具と日本画を比べると日本画のほうが色をつくるのが少しむずかしかったです。理由は、ツブツブがすごくいいからです。小林古径邸に行ってすごくひろかったです。昔の人はどのように生活していたのかをしりたいです」
「古径邸では、むかしの人のいえがそのままのこっていて、トイレやおふろが、いまとけっこうちがってびっくりしました。今の私のいえには、えなどがかざっていないので、昔の人は、絵をかざっているんだなーと思いました」