2月15日 実践音楽科「高田のひびき」
子どもは、高田城址公園で見たり聴いたりしたことを基に、季節を表す音楽をつくっています。春、夏、秋、冬の4つのグループに分かれ、楽器の音色や組み合わせ方、強弱などを工夫しながら、それぞれの季節に合う音を探しました。様々な楽器の音色を聴きながら、「金属の楽器は冷たい感じがする」「太鼓の音はにぎやかな感じがする」と、楽器による感じ方の違いを話していました。
春を表現したい子どもは、桜の様子をベルで表そうと、音を鳴らしながらその音色を聴いていました。「ベルを使って、桜が散るところをイメージしたいです。最後は『キラキラ』とベルを鳴らします」と振り返りに書いていました。
夏を表現したい子どもは、花火が上がる音をつくっていました。花火が上がったときのドンという音を太鼓で表そうと考え、いろいろな太鼓の音を聴いていました。「花火はドンと上がってその後パラパラ落ちてくる。ドンの音は伸びない方がいい」と話す子どもは、音が伸びない太鼓を探したり、叩いてすぐに手で音を止めたりして自分のイメージする音になるよう工夫していました。
また、「花火が上がっていくときの音はリコーダーがいいと思う」という仲間の意見から、リコーダーの音や強弱を探りながら、その音をつくっていました。
秋を表現したい子どもは、絵を描いてストーリーをつくり、それに合わせて音や音楽をつくっていました。「ハロウィンの怖い感じを出すのに木魚とギロを使うか迷っていたけど、どっちも使ったほうがいいかな」「ウッドブロックで足音を表したい。楽しみで早く着きたいからだんだん速くしていこう」と話していました。
冬を表現したい子どもは、ウインドチャイム、鉄琴、木琴、鈴、ベルの音を重ねて吹雪の音をつくっていました。
その音を聴いた仲間からは、「クリスマスみたい」「吹雪ならもう少し激しい方がいい」という意見が出ました。
子どもは振り返りで、「吹雪に太鼓を入れてみようと思います」と書いていました。