1月30日(月)探してあげたい
土日にたくさん雪が降り積もりました。朝から、真っ白な畑を見て「こりゃ大変だ!」と話す子どももいました。
あっぱれファーマーで、話しをすると、
「金曜日に畑に行ったらキャベツがカッチンコッチンに凍っていたから、雪をどかしてあげて溶けるようにしてあげたい。前は、葉っぱもとれて悲しかった。だから、雪をどかしてあげたい。白菜さんもどこにいるか分からなくなってしまった。かわいそうだから、探してあげたい」と話す子がいました。
早速畑へと向かうと、辺り一面雪で今までとは違う畑の様子に驚きながら、仲間と一緒に道を掘ったり踏み固めたりしながら、自分の畑を目指す子がいました。
手袋を付けて雪を掻き分けたり、仲間からスコップを借りて掘ったりしました。
そして、うっすらと緑色の姿を見付けると葉っぱがとれないように雪を払い、畑で育ててきたお野菜やお花を見付けることができた子がいました。
また、仲間の畑にいって一緒に畑を探したり、積もった雪でかまくらをつくる子もいました。
教室に戻ると、次のように話す子がいました。
「白菜とかキャベツとかやっぱり深すぎてとれなくて。キャベツもう死んじゃったのかなって思ってさ。掘ってみたけど、やっぱり元気なくて悲しかったけれど、そのことも残そうと思ってスケッチブックに絵を描いた。やっぱり雪しか見えなくて、茎とか折れたり葉っぱもとれたりしちゃって、でも、まだ思い出に残っているから・・・。」
「この前、ヤギさん達が私たちのブロッコリーを食べちゃったときに、前、悲しかったんだけれど、茎が残って、その茎からまた葉っぱが生えてきて、また実がいっぱい生えてきて・・・。
でも、また雪でこんな状態になっちゃって、死んじゃったのかなって。ヤギさんにもう1こ白菜食べられちゃって、悲しくて、でも○○さんがまた植えようって言ってくれて。この前の水曜日とか木曜日とか金曜日とか、復活していたから嬉しくて。でも、またこの雪の状態だから心配していたんだ。そういう思いをして、生きている子もいれば、死んじゃった子もいるけれど・・・」「雪が溶けてまた見てみたいって思った。早く雪が溶けて欲しい」
「でもね、こういう風にも思うんだ。春からいっぱいの思い出ができたから、だけど、思い出は残っているからいいんじゃないかって思うんだ。例えば、春だったら一番最初にお花を植えるときにやったーって思って植えて、夏だったら、畑作ったりして、野菜を育てたりお花は今は植えていないけど、夏は雑草とかいっぱいで辛い思いとかもして」
「あと、私じゃなくても、土工場とか、野菜工場とか、私のところに土を運んできてくれて、で、畑ができて、野菜工場のときは、私はそんなに野菜を植えていなかったときに、ナスとかお野菜をくれて嬉しかった」
「あと、収穫が一番心に残っている。自分で育てたトマトってすっごいおいしいんだって分かった。最後の1こってなったときは、味わって食べたときがあったことも忘れていないし、今は、野菜とかお花とかのことも全部心の中の思い出に入っている」
「私とお野菜とお花と3人って言うこともないけれど、3つのチームで分かれて死んじゃった子もいるけれど、死んじゃっても思い出は残っているといいなぁと思っていると思う」
「ずっと待っているとおいしい野菜ができるし、野菜が助けてくれる。私たちもがんばっているけれど、お野菜から栄養をもらっていると大きくなる、栄養とかためてどんどん大きくなる。で、また栄養をもらって大きくなって、それの繰り返し。野菜も栄養をもらって嬉しいし、育ててもらって嬉しいし、私たちは芽が出たりおいしく食べられたりするとすごくうれしくなる」