11月11日(金)あっぱれファーマーの楽しさを伝えたい
2年2組の子どもは、鬼打ち太鼓の動きを入れつつも、自分たちらしい動きを入れることを大事にしてきました。
中でも、創造活動「あっぱれファーマー」で自分たちがしてきた楽しさを表現することに、鬼打ち太鼓の楽しみをつくってきました。
野菜や草花の生長、草刈り、スコップ、鍬、水やり、収穫、調理と自分たちの楽しみを表現してきましたが、5年生と2年1組と見合ったときに言われたことがとても大きくありました。
「もっと動きをそろえた方が良い」「鬼打ち太鼓の動きが入っているといい」「声が聞こえない」
子どもは、てっきりたくさん褒めてもらえると思っていたので、思いがけない言葉でした。
子どもはそのことを受け止め、「自分たちの鬼打ち太鼓は、2年1組と比べれば天と地ほどの差がある」「あっちは一心同体、こっちはばらばら」
「楽しいだけじゃだめ。もっと伝わるようにしなくてはいけない」と自分たちのつくってきた鬼打ち太鼓を見つめ直しました。
話し合いは、だんだんと「自分たちの鬼打ち太鼓で表現したいことは何か」ということになりました。
鬼太鼓のかっこよさか、それとも自分たちらしさか。
鬼打ち太鼓の動きを入れた動きを考えましたが、「やっぱり自分たちらしい動きが入るから、2年2組に鬼打ち太鼓になると思う」と自分たちがつくりたい鬼打ち太鼓を見つめました。
そしてさらに掛け声や動きをつくり変えていきました。
子どもは、「お花が咲いたり、お水をあげたり、収穫したり、料理したり、やっぱりどれも嬉しいんだよね」「だからどれも入れたいんだ」と話しました。
10日には、「お客さんを自分たちの踊りで元気付けたい」と話し、「自分も笑顔で踊れば、お客さんも笑顔になれるし、それを見ると私もまた笑顔になれると思うんだよね。笑顔で踊るとがんばれーっていう気持ちにもなれる。だから、私は、笑顔で踊りたいし、鬼打ち太鼓の楽しさとあっぱれファーマーの楽しさを伝えたいって思っているんだ」と話しました。
黒板いっぱいに鬼打ち太鼓への思いがあふれました。
11日の朝の健康観察では「今日、秋の音楽集会で鬼打ち太鼓があるから元気です」「昨日、秋の音楽集会のことを思ったらどきどきして寝られませんでした。でも、とっても元気です」と楽しみいっぱいでいることを話しました。
体育館へ行く直前には、スマイルを歌いながら2年1組と2年2組を歩いて回って盛り上がりました。
2組の秋の音楽集会が始まり、いつも通りに歌い、踊り、楽しみました。
その後の振り返りでは、「自分たちのときのおにうちだいこで自分が楽しいっていうところをわすれずに、できたのでよかったと思いました。本当に楽しかったです」と書きました。
また、「私たちの笑顔が力になるというのが本当だと今、はじめて知りました。これからもずっと笑顔でいて、みんなの力を、その笑顔を生み出して、そして分けてあげられるようにこれからもがんばろうと思いました」と書きました。
その後のあっぱれファーマーでは、秋の音楽集会のパーティーを開いて一緒に踊りたい、みんなでがんばったお祝いをしたいと話し、お花畑で仲間とかかしと踊る子もいました。
また、野菜スーパーでは、特別にみんなに野菜の苗をプレゼントすることにしました。
たくさんの仲間がお野菜の苗を受け取り、野菜スーパーからのプレゼントされた苗を育て始めました。
2年生は、朝のいきいきタイムでBLIZZARDを踊り、2年1組「出」と2年2組「残酷な天使のテーゼ」を流して互いの鬼打ち太鼓を踊っています。
互いの踊りを見たり一緒に踊ったりする中で、秋の音楽集会の楽しみを膨らませ続けています。