１１月２１日（月）「畑が真ん中なんだよ」
「最近、自分たちの畑を見ると、おうちとか野菜工場とかレストランとかができてきて、なんだか、まちみたいになってきているなあって思うんだよね。」
とある子が話しました。
どういうこと？と聞くと、「色々な建物が建ってきていて、畑だけじゃないものもたくさんできてきているからそう思うんだ」と話しました。
その言葉に、
いや、まちをつくろうとしてやってきたわけじゃないよ。お野菜や草花を守りたいとか、どうしたらもっと育つかなって思って話していたら、こうなったんだよ。だから、町とはいえないんじゃないかなと話しました。
すると、別の子が、「畑だけじゃつまらないでしょ」と話しました。
その言葉に、「いや、そうじゃないよ。あくまで畑が真ん中。畑が一番だよ。畑がないと料理もできないし収穫することだってできない。」
「畑はお野菜が育つ場所だから、畑が一番大事なんだ」と話しました。
すると、「工場はどうなのかな？」と話しました。
「土工場だって、いい土があったから野菜が育ったと思う。大繁盛って写真にもあるけれど、たくさんの人のところに届いているでしょ。だから、土工場も育てる場所だと思うし、大事な場所だよ」と話しました。
話していく中で、自分は、家も畑だと思うんだよねと話す子がいました。
よく話を聞くと、「お野菜とかお花とか育てているでしょ。育てたり育っていったりするのが畑なんじゃない？だから、工場も畑だし、私は、机や椅子だって畑だって言えると思うんだ」と話しました。
みんなで育てている場所、みんなが育っている場所を自分たちがつくっていることを話しました。
作文シートには、
「私は、まちをつくっているとは言えないと思います。だって、お野菜が育って欲しい、お花が育って欲しいって思ってつくってきたから、土や水や肥料があるし、守りたいって思うからおうちもできている。だから、畑が真ん中だし、お野菜やお花が真ん中にあるんだと思う」
「僕は、まちをつくっていると聞いてたしかにそうだなと思いました。でも、まちをつくっているというより、畑が広がっている感じだと思います。もっと育てたいって思ってやっていたし、野菜が一番大事なと思います。それを忘れてはいけないと思います」と書きました。
その後、やりたいことを聞くと、「まずは水やりをしたい。お野菜をもっと育てたいから、もっとお世話をしたいんだ」と話しました。
