チャコのきもち
くるまに乗っているチャコについて、作文シートに
「きょうもチャコがくるまにのったよ。くるまにのっているチャコは、あるかなくてよくなるからありがとうってきもちだとおもいました。」
と書いた子どもと、
「チャコがくるまにのると、なんだかいやがっているからかおをだしたんだとおもいます。」
と書いた子どもがいました。
のりのりトークで、この二つの作文シートの記述を提示され、教師から「チャコはくるまにのることをどう思っていますか。」と問われると、子どもはそれぞれがとらえてきたチャコの様子を話しました。
「せまいからいやがっていた」
「おりたそうにしていた」
「いつもあるいていてつかれるとおもう」
「のりたいときもあるとおもう」
など、それぞれのとらえたチャコの様子や、そこから考えたことを話しました。
そして、「チャコはくるまに乗りたいときとのりたくないときがあるんだよ。」
という言葉をきっかけに、チャコはどんなときにくるまに乗りたいのか、乗りたくないのかを話しました。
さらに、「チャコは気持ちによって目が違うんだよ」
「チャコのこころはチャコにしかわからないとおもう」
と話す子どももいました。
のりのりトークの後、子どもは外に出てそれぞれがしたいことに取り組みました。
チャコと歩いて散歩をしたり、くるまに乗せて散歩をしたり、チャコが好きな草などを集めてごはんをつくったり、音楽を流して一緒に踊るチャコちゃん音がくしゅうかいをしたりしました。
子どもは、作文シートに、
「きょう、チャコのきもちについてはなしたよ。チャコは、くるまにのってそとでなにをしようかなっておもってそとでやることをかんがえているんだとおもうよ。」
「チャコはどんなきもちかわかります。目をみればすぐにわかります。おこっている目はちょっとだけしろいところがみえます。うれしいときは、ふつうの目です。ねむくなった目は、目がとろとろちいさくなっていきます。きょうしたのはごはんづくりです。ほしくさとかにんじんをいれました。もっともっとごはんにいれるものをふやしたいです。」
「チャコは、いつもくるまにのっているからちょっとあきたとおもったよ。でもきょうはすらっとくるまにのったからチャコはくるまにのりたいときとのりたくないときのきもちがあるんじゃないのかなっておもったよ。でもきょうはすらっとのったからチャコがのりたかったんじゃないかなっておもったよ。チャコはいつもぐらうんどでおろすといつもうごかなくなるからぐらうんどでおろさないほうがいいとおもったよ。いつもチャコがくるまにのってうれしいよ。」