フィリップス邸でフィリップスさんとかかわる
9月28日(水)は、戸野目にあるフィリップス邸を訪れました。
フィリップス邸では、当主であるフィリップスさんと出会いました。
フィリップス邸は、もともと小柳邸という名家でした。
明治時代に米問屋として建てられ、後に医院として使われて2000年代以降に空き家となっていました。
その空き家となっていた小柳邸を買い取ったのが、ニュージーランド出身のフィリップスさんです。
フィリップス邸の応接間は、立派なケヤキの梁が使われ、高い吹き抜けになっています。
フィリップスさんが小柳邸を買い取った時には、邸の中が昔のままになっていた部分と新しくつくり変えられた部分が混ざり合っていたそうです。
フィリップスさんは、新しくつくり変えられた部分を元の状態に戻して、歴史のある雰囲気となじむように邸を直しています。
そして、蓄音機やラジオ、ガスレンジなど昔からあるものも自分で直して使い続けています。
子どもは、邸やものに対するフィリップスさんの思い、フィリップスさん自身の生き方にふれていきました。
子どもは、作文シートに次のように書いていました。
「今日は、前々から行きたいと思っていたフィリップス邸に行きました。外から見るととても大きく、ここに住んでいるのかーと思いました。なんでもげんかんが3つあるらしく、僕はそのうちの1つから中に入りました。中にあったものは、とても昔の古いものでした。椅子やテーブル、タンスに時計と、いろいろレトロなものが多くて、いいなと思いました。フィリップスさんは、『最近は新しいものを買ってもすぐにあきて捨ててしまう。僕にはそれは考えられない』と言っていたのが印象に残りました。僕は、『たしかに』と思いました。そして、『趣味は人生にうるおいをもたらしてくれる』とも言っていました。その趣味を極めたのがフィリップス邸とその中にある物たちなのかなと思いました。僕は読書が趣味なので、今後の人生ではそれを極めたいなと思いました」
「今日、フィリップス邸へ行きました。フィリップス邸は「旧小柳邸」で、フィリップスさんが買い取りました。フィリップスさんは、古い物やそのままの物が好きで、邸が新しく建て直された所はフィリップスさんが買い取ってから元にもどしたそうです。今は古いものはすぐ買いかえたりするので、フィリップスさんの『昔の古い物を大切にする』考えはすごくすてきだと思います。みんなそういう気持ちになって、ロスが減るといいなと思います。フィリップス邸は昔はお医者さんの家で、ゆうふくだったらしいので、すごく広かったです。お医者さんの大事な一番目の店ぽだったらしいので、歴史ある大切な建物なのだなと思いました。フィリップス邸の中には、一度もわれたことのないガラスや昔特有のひくい入口があって昔をいっぱい感じました。ひくい入口を通ると一気に天井が高くなってビックリしました。フィリップスさんいわく、天井が高いと夏もすずしいからエアコンもいらないらしいです」