8月30日(火)草とりをしたい、秋のお野菜やお花を育てたい
二学期が始まりました。子どもは農園に草が繁っている様子を見て、「草ばたけだ」「草の森だ」と話しました。
「草刈りをした方が良いのではないか」「このままだと野菜を育てられないのではないか」「お花も隠れてしまってかわいそうだ」と、草刈りをすることについて話すことにしました。
子どもは、草があることの不便さを話しつつも、「草があるから、カラスから野菜守られているんじゃないかな」「草も自然だし、生きていることに変わりないから刈るのはかわいそう」「そこには虫がたくさんいてその虫もいなくなってしまうのは悲しい」と話しました。
その一方で「草取りをしたいです。このままだと野菜やお花に栄養が行かなくなってしまうからです」と話ししました。
「草をそのままにしているのは、自然を大事にしていると本当に言えるのかな。放っておいているだけでそれは、あっぱれファーマーとは言えないと思う」と話す子もいました。
また、「私は、夏野菜を育てていたんだけど、枯れてしまって。また夏野菜を育てたいって思ったけれど、もう今からは育てられないから、秋冬野菜を育てたいと思っているんだ」と話しました。
「今のままだと、新しいお野菜を植えることができないよ」と話し、草刈りをすることで新しいお野菜やお花を迎え入れたいと話しました。
話す中で、どこのどの草を刈るかは、自分の農園は自分で決めること、みんなで使うところはみんなで相談しながら草刈りをしていくことにしました。
草刈りをすることを決めた子は、軍手を付けて、一人一本草刈り鎌を手にして農園に向かいました。
自分の農園の草刈りをしていくと、草の中から枯れてしまっていたと思っていたオクラが実っているのを見付けて、「奇跡だよ!奇跡のオクラだよ!」と話しました。
自分の農園がきれいになって、仲間のところにいって草刈りのお手伝いをする子もいました。
草刈りをしていく中で、草の中に隠れていたひまわりの花を見付けた子どもは、甘い匂いがする!良い匂いがするよ!と仲間と一緒にひまわりの花の香りを楽しんだり背比べをしたりしていました。
すっきりしていく畑を見て、「ここに何を植えようかな。大根にしようかな、人参も良いな」と話している子もいました。