7月12日 ガラス工芸
木工、陶芸から取り組む生活工芸をひろげたいと考えた子どもは、染め物に加え、ガラス工芸についても、共に活動したい職人さんを見つけていました。
falaj(ファラジ)の丸山さんに依頼をし、丸山さんとも、共に活動ができることになりました。
そして、生活工房に、丸山淳代さんに来ていただき、ガラス工芸の活動を行いました。
初めに、ガラスカッターでガラスに傷をつける方法や、傷をつけたガラスをブレーキングプライヤー、ペンチで割る方法を聞きました。
自分がつくる皿や箸置き、ヘアゴムのガラス台を丸山さんから受け取り、つくり始めました。
油性ペンで、ガラスの切りたい部分に線をかきいれていました。
その線に沿って、力を入れてガラスカッターで傷をつけていきます。
傷をつけた部分に、ブレーキングプライヤーの凸の部分を当て、割りました。
なかなか思い通りに割れなかった子どもは「丸山さんにやってもらったら、とてもきれいだった」と話したり、次第に「慣れてきた」「コツが分かってきた」「見て、ほらきれいに割れてる」と話したりしていました。
割ったガラスを並べながら、どのようなデザインにするのか、考えていました。
「うまくいくといいなあ」と話しながらガラスを糊で固定していく子どもや「これはお父さんの好きな色を集めてつくってる」と話しながら、ガラスを割ったり、並べたりしていく子ども、「あえていろいろな大きさのガラスをつくって並べていっている」と話す子どもがいました。
子どもは、作文シートに
「丸山淳代さんとガラス工芸をしました。私は小皿をつくりました。一つのお皿は青系で、もう一つのお皿は赤系のガラスをつかってつくりました。ガラスを切るときに、なかなかまっすぐに切れないので、何度もくせんしました。ペンチでガラスをわるのがとても楽しかったです。切っていくうちに、だんだんまっすぐきれるようになってきました。完成するのは夏休み明けの予定です。早く完成しないかなと思っています。とても楽しみです。木工よりかんたんかなと思っていましたが、木工と同じくらいむずかしかったです。そして、大変でした。とても楽しかったです」
「僕は箸置き3つと8cm×8cmの皿をつくりました。はじめはパズルみたいに楽しく並べるだけかと思っていたら、やってみるとすごくむずかしかったです。カッターで線をいれて、道具でパキンと割るんだけど、線はまっすぐにかけないし、割ろうとしてもなかなか割れないので大変でした。箸置きを2つつくった後、8cm×8cmの皿をつくりはじめました。頑張ってきれいに切り取って、残がいをうまく利用して、すき間は多少あるけれど、ど力のけっしょうの皿がやっと完成しました。その後、こだわりぬいた箸置きたちを完成させて、のりでとめて完全に完成しました。見た目はまあまあだけれども、つかえればそれでいいです。ちゃんとつかえればうれしいです。つかうのが楽しみです。今日のガラス工芸、根気がないとすごくしんどかったです。でも、完成したときの達成感がとてもすごくて、もう何回かやりたいなと思いました。とても楽しかったです」
と書いていました。