7月11日 商品が見たい
染め物で共に活動した「つばめのうた」の宇賀田さん、和田さんは、6月30日から7月4日まで、藍染展をされていました。
行きたいと思っていた子どもが多くいたのですが、どうしても都合がつかずに行くことができなかったことから、「宇賀田さんのつくったものが見たい」「商品として売っているものを見たい」「ハンカチやコースター以外のものが見たい」と話し、藍染展に出していた商品を持ってきていただくお願いをしました。
そして、和田さんが、商品を持ってきてくださいました。
和田さんが持ってきてくださったものを手にし、和田さんと相談しながら教室のオープンスペースに展示していきました。
説明を受けるより先に、展示され始めたものに集まり、触れたり、手に取ったりしていました。
一通り見たところで、和田さんからそれぞれの商品について、説明していただきました。
「綿と麻は、どちらが染めやすいんですか」
「一番高い商品は、どれで、いくらですか」
「一番濃く染まっているものは、何回くらい染めているんですか」
「その服は、染め初めてからできあがるまでにどのくらいの時間がかかっているんですか」
「自信作はどれですか」
などの質問に、丁寧に答えていただきました。
和田さんのお答えを聞き、「最初はとても高いと思ったけど、話しを聞くと、そのくらいの値段でも普通かなと思った」「染めていくには、根気がいるんだなあと思った」「いろいろな思いがつまっていて、どれも自信作なんだと思った」と話していました。
子どもは、作文シートに
「和田さんがつばめのうたさんの商品を持ってきてくださいました。私は並べるのを少し手伝いました。ほとんどが藍染めで、全て同じ藍染めのはずだけど、一つ一つの個性があって、それぞれのオーラを出していて、どれもすてきな染め物でした。私が好きになったのは、パリッとしていて濃いめのきれいな青の染め物でした。きじじたいがすずしくて、夏っぽく、深みのある青で、すけていて本当にすごかったです。カーペットにも、カーテンにも、テーブルクロスにも、いろんなものにつかえそうで、一目ぼれしてしまいました。さわりごこちもいいし、これ以上気持ちいいのはない!っていう感じです」
「私は和田さんを案内しました。そして、並べるのも手伝いました。ハンガーに商品をかけました。並べているときに商品にさわったら、すごくさわりごこちが良くてびっくりしました。お洋服の値段を聞いたら、びっくりしました。でも、あとから和田さんのお話を聞いたら、ぜんぜん安く感じてきました。コースターもすごく上手で、すてきな作品でした。私たちは1回しか染液に入れなかったので、商品はすごくこくてびっくりしました。もう1回やりたいです。そのときがあれば、何回か染液につけてみたいです。今日は宇賀田さんはいらっしゃらなかったけれど、宇賀田さんもすごいと思いました。すごく楽しかったです。宇賀田さんと和田さんのつめは黒かったので、すごく頑張っていることがよく分かります。あと、私は、宇賀田さんと和田さんはたぶん染め物が好きだと思います。前に私たちと染め物をしたときも楽しそうだったからです」
と書いていました。