苔からみつめる名家
6年2組
創造活動
2022/05/24
これまでに子どもが訪れた林富永邸や瀧本邸の庭には色々な種類の苔が生えています。
一方で、附属小学校の中庭やグラウンドにも苔が生えています。
子どもは、瀧本邸の苔と附属小学校の苔を並べて、両者を比べたり、手でさわって感触を確かめたりしました。
「瀧本邸のハイゴケが一番フワフワしている。スポンジみたい」、「瀧本邸のホソウリゴケは、前に邸に行った時に見た。すごくもこもこしている」、「附属小学校のジャゴケは、原っぱにあってずっと踏んでいた。苔とは思わなかった」などと話をしていました。
さらに、「普通の苔だったら歩いていても意識しなかった。林富永邸は飛び石のところしか踏んではいけなくて。その時に、初めて苔を意識するようになった」、「名家は苔を大切にしている」などと語る子どもが出てきました。
子どもは、作文シートに次のように書きました。
「最初に見比べたときには、場所によって苔の種類がちがうのかな?と思っていましたが、作文を見て、確かにと思いました。学校の苔は、注意されることもなく、ふんでいましたが、名家は「苔はふまないでください」という注意までして、苔を守っていました。なので、「同じ自然に生えている苔なのに、全然ちがうんだな」と思いました。今度もし、次の名家に行けたら、「なぜそんなに苔を大切にしているのか」という事を聞きたいです」
「瀧本邸の苔のハイゴケとホソウリゴケはふかふかしていたけど、附属小学校の苔はかたかったです。附属小学校のジャゴケはいままで苔と知らなくて、なんなら雑草と思っていたから、苔なんだ!!と思いました。名家の苔について話をした時に、私は、苔は、名家のしょうちょうだと思いました。私の中では、名家ときくと、苔のイメージがあるから、苔は名家のしょうちょうだと思いました」