めるるとろこんのリードをつけますか
朝、4頭のヒツジさんは小屋から前庭の柵の中へ移動します。創造活動「もふもふひろば」の活動になると、子どもは前庭からヒツジさんと一緒に、原っぱや丸池、グラウンドなどへお出かけします。


前庭から出る時、子どもはヒツジにリードをつけていくことがほとんどです。なぜヒツジにリードをつけるのか、改めて学級の仲間と話し合いました。
「(他の学年の)畑の野菜を食べちゃうかもしれない。そうしたら、迷惑かけちゃう」「行きたい場所に連れて行きたい時、リードがないと連れて行けないよ」「かわいいから、リードをつけてひっぱりたいよ」「ひつじふれあいランドの柵に入ってほしいんだけど、入ってくれないから、リードをつけるよ」
そう話す子がいる一方で、「毎日、リードがあると首が絞まることもあるから、かわいそうだよ」「たまには、自由にする日があってもいいと思うよ。」「リードをつけたいんだけど、つけやすいヒツジとつけにくいヒツジがいる」と、リードに対して感じていることを話す子どももいました。
子どもがリードをつけづらいと思っているヒツジは、めるるとろこんです。子どもは、次のように話しました。
「めるるは、リードを見るとすぐに逃げちゃうよ」「恥ずかしいのかもしれないし、怖がりなのかもしれない」「ろこんは自分に頭突きをすることがあるから、リードをつけるのが怖い」「ろこんにリードをつけようとしたら、頭突きされたよ」
この日は、「前庭から出る時にめるるとろこんのリードをつけますか」について話し合いました。
「やっぱりリードをつけないと、畑のものを食べちゃうから心配だよ」「リードはつけるけど、最後は自由にさせたいな」「前庭は広くないから、リードをつけやすいと思う」「つけれる時につけたらいいと思う。機嫌が悪い日もある」「リードをつけるのが得意な人にやってもらったらいい」「原っぱに行く時はつけるけど、柵の中に入ったらリードをとりたいよ」「リードをつけなければ、自由にどこでも行けるよ」「始めはリードをつけないで、途中でつけたらいいと思う」と子どもは話しました。その後、教室を出てヒツジさんと一緒に活動しました。

その日の作文シートに、子どもは次のように書きました。
「きょう、めるるとろこんのリードについて はなしたよ。つけたほうがいいとおもったよ。きょう、もふもふひろばで、ろこんとかつどうしたよ。きょう、ろこんがおとなしかったよ。ずつきしなかったよ。ずつきしようとするけど しなかったよ。リードは、まえにわからつけたよ。ろこんが、きょうだけかわいいみたいだったよ。でもいつも、かわいいのになっておもったけど ろこんがずつきするといたいけど、すごくすきだよ。ずつきって、いたいし、なくこもいるよ。でも、わたしは、なかないよ。かわいすぎるのにみんな、こわいこわいっていってるよ。どうしてなんだろうっておもうよ。」
「めるるとろこんにリードをつけないとだめだとおもうよ。なぜかというと、ろこんはずつきをとめるために、ひつようかもしれないし、めるるは、はたけをたべちゃうかもしれないし、つけたほうがいいとおもうよ。もふのりーどは、ぜったいにあったほうがいいとおもうよ。ましゅは、つけたほうがいいとおもうよ。なぜかというと、めるるといっしょで、はたけをあらしちゃうかもしれないし、へんなところいってまいごになっちゃうから、つけてあったほうがいいとおもうよ。」
「めるるとろこんにリードをつけますか。つけません。りゆう→もふのくびがしまってかわいそう。きょう、○○ちゃんと○○ちゃんでたからばこおやつをつくったよ。」











