たかだじょうしこうえんへおさんぽ
学校の周りを1周するお散歩を何度か繰り返す中で、「ミミとショコラと高田城址公園へお散歩に行きたい」という願いをもつ子どもがいました。
一方で、高田城址公園まで安全に辿り着くことができるのか、心配をする子どももいました。子どもは、「ミミとショコラが外のお散歩に慣れるまではまだ早い」「行かなきゃ、慣れていかない」「私たちが安全を守るために頑張れば行ける」「ミミとショコラの好きな草、場所が増えるかも」などと話しました。
行くこと、行かないことの両方の立ち場の思いを聞き合い、最後には「一度チャレンジしてみよう」ということになりました。
学校を出て少し歩くと、すぐに横断歩道があります。子どもは、ミミとショコラの横を歩いたり、車道へ飛び出してしまうのを止めようとしたりしながら一緒に歩きました。
途中、足早になっていくミミに「大丈夫。もうすぐ着くよ」と話す子どもがいました。
高田城址公園につくと、ミミとショコラは、立ち止まって辺りを見渡したり、公園の草を食べたりしました。子どもは、「その草好きなの」「うれしいのかな」「ドキドキしてるね」とミミ、ショコラに話しかけました。ミミ、ショコラの公園や往復の道中の様子と、学校での様子に違いを感じる子どもがいました。
その日、子どもは作文シートに次のことを書きました。
「はじめてミミとショコラとたかだこうえんにいったよ。きょうはたのしかったよ。それは、またミミとショコラのおもいででもあるし、じぶんたちのおもいででもあったから、たのしかったよ。ミミとショコラがたぶん1かいくらいはしっていたよ。ミミとショコラのリードがはずれて、ミミがこうふんしていたよ。それは、ちょっとだけなんだけどだいじょうぶだったよ。あとミミとショコラは、みずをのみたそうにしていたよ。ミミがこけいのところのくさをたべていたよ。ほんとにたのしかったよ。あと、ミミとショコラがあと1ぷんもしないところではしりそうだったよ。あと、ミミがどうろにでそうになってあぶなかったよ」
「はじめてミミとショコラとたかだこうえんにいったよ。ミミとショコラは、よゆうそうにいってたけど、わたしは、ミミとショコラがどうろにいかないかしんぱいだったよ。そして、けっきょくどうろのちかくにいったけど、どうろにはいかなかったし、くるまもちょうどいなかったのでよかったです。あといっかいきゅうけいしたばしょがあるけど、そこでショコラは、すごいおさんぽしていたいぬをみていました。そして『わたしと、このいぬは、にてるっておもったんだとおもいます。あと、ミミはあるくスピードがはやくて、びっくりしました。あと、ショコラのあるくスピードがぎゃくにおそくなっていました。きょうは、けっこうどうろにでてたりしたかられんしゅうとしてまたこんどいってみたいです」